天命

天命

「人事を尽くして天命を待つ」と言う言葉がありますが、現代の解釈では「やるだけの事はやって、あとはお任せしよう」的な感じで使われている様です。しかし本来の意味は「天命を知り、自らの努力を惜しまない」と言う意味であると、私は師匠から聞いております。もしそれが本当ならば、全く逆の意味になってしまいますね。「天命を全うする事が良い結果を生むのだから、結果を待つのではなく、天命を尽くすことに努力する事が何より大切だ」と師匠は言いたかったのだと私は解釈しております。そもそもここでも使われている「天命」とは何なのでしょう。以前も書いた事がありますが...
上下

上下

「組織における人物の本当の評価を出したいのなら、先ずは地位を上げてみて天狗になるかどうかを観る。次に下げてみて自暴自棄になるかを観察する。」と言われています。確かに、会社で地位が上がった途端に威張り散らす人いますね…また降格された途端にみるみる元気が無くなり、会社に来なくなってしまう人もいます。こう言う人達は、自分の物差しが外からの評価しかないので、その事に気が付かない限りは、それ以上に伸びて行くことは難しいかも知れません。どんどんと成長して行く人は、立場が上がれば上がるほど謙虚になり、降格されてもめげずに頑張り続けます。例え会社員で...
心の傷

心の傷

「傷つくまで人を愛したことがあるか?」と師匠に言われたのは24歳の時。正直言って、そこまで人を深く愛した経験が無かったから、傷つくまで心も痛めたことはありませんでした。それから40年近く経って、どうだったかと問われると、あった様な無いよう様な…微妙な感じがします。と言うのも、心が傷ついたのかさえ分からずに、ただひたすらに悲しんだ事は幾度かあったけれど、果たして傷が残るほどだったのかと思うと考えてしまうからです。心底から他人を愛した人は、きっと別れてしまった時に心が深く傷ついたことでしょう。でもそれが、気が付かないほどに心がズタズタにな...
この世を去った後のこと

この世を去った後のこと

例えどんな結末で終わるにしても「いい人生だったな」という気持ちで旅立つ事が出来たらどんなに幸せでしょう。心の中から「あ~私の人生は素晴らしい人生だった。なにも悔いはない!」そう言う方には生前葬もお葬式も必要がないと私は思っております。私は悔いばかり残る人生を過ごして来たので、絶対に生前葬は不可欠でしょう。ありがたい事に、私は4度ほど「生命の危機」に遭遇しましたので、その都度人生を振り返る時間がありました。その経験のお陰で、今はこうして幸せな気持ちで暮らせることが出来ています。「生きていること自体が奇跡」です。でも生きている事に、なかな...
アイディア

アイディア

私もそうですが皆さまも「なんか良いアイディアが浮かばないかなぁ」と常日頃から思っていますよね。でも中々でて来ないので焦ってしまう…そうすると浮かばない。そんな悪循環に入ってしまうと抜け出せないものです。アイディアの元は「新しい知識と瞑想」と言われています。つまりは「新しい知識」と言う材料を仕入れて、「瞑想」と言う台所で料理をする感じでしょうか。ですから材料が無ければ台所があっても料理ご出来ないし、材料があってもそれを調理する場所や道具が無ければ美味しい料理が作れません。また材料に高級品ばかりを集めても、料理の腕が良くなければガッカリの...
友人

友人

「友人は宝」とはよく言われますが、大体の方は自分の年齢プラスマイナス5歳までくらいの友人が多いのではないでしょうか。私も数年前は歳の近い友達ばかりでした。でも50歳を過ぎたら、30歳くらい歳下の友達が結構できました。私の今一番若いお友達は20歳になったばかりの男女です。男性とは一緒に食事に行ったり漫画の話をしています。女性の方とはアニメや映画ドラマの話、恋愛相談とかが多いですね。40歳も離れている彼らと話が出来るように、色んな事に興味を持つようになりました。漫画やアニメ、ゲームは勿論ですが、今流行りのアイドルや曲にも自然と意識が向いて...