漫画キングダムが実写版になったりして、一頃流行っていましたが、その秦の時代の末期に、劉邦と天下を争った英雄が項羽です。
年代で言うと紀元前200年ほど前となり、紀元200年頃の三国志の時代とは400年ほど開いています。
項羽は、秦の始皇帝の息子、第二皇帝「胡亥」に反旗を翻し、諸侯を糾合しました。
圧倒的な戦術と武勇で、秦を撃破し「西楚の覇王」と呼ばれました。
その後、数年にわたって劉邦との間で繰り広げられた楚漢戦争の中で、歴史に残る名勝負として「鴻門の会」「彭城の戦い」「滎陽の戦い」「垓下の戦い」など、数多くのエピソードが小説や舞台化され、現代にも語り継がれています。
項羽はわずか30歳で亡くなっていますが、2,200年も名が遺っていると言うのは、なかなかないことでしょう。
従って、彼が稀有の英雄であることは間違いありません。
項羽は乱れた秦を滅ぼし、中国を本当の意味での統一国家にしようとした稀代な戦術家でもあったと言えます。