執筆者 西村 | 2025年04月10日 | 雑記帳
イギリスからメイフラワー号に乗って、アメリカに渡った清教徒たちは、神の子としての使命に燃えて、理想社会を創ろうと建国しました。その甲斐あって、身分や家柄に関係なく、丸太小屋暮らしからでも、リンカーンの様な大統領にまでなる民主主義が確立されました。民主主義は本来、一人ひとりが持っている才能やエネルギーと言ったものを、最大限に開花させると言う素晴らしい面を持っているので「繁栄主義」という言葉で言い換える人もいるくらいです。しかし、繁栄というのは単に自分だけの繁栄というか、利己主義で叶った繁栄ではいけないのであって、神の目から見て「神の栄光...
執筆者 西村 | 2025年04月09日 | 雑記帳
「新エレサレム教会」は18世紀にエマニュエル・スウェーデンボルグの信奉者により設立された教会です。天国と地獄について、かなり詳細で膨大な書籍を残したスウェーデンボルグの教えをキリスト教に取り入れた珍しい教会組織です。この教会が有名になったのは、ヘレンケラーが信仰していたためです。彼女は三重苦を背負いながらも、女性のハーバード大学と言われていたラドクリフ女子大(現在はハーバード大学に統合)を卒業されました。試験も点字で受けたのですが、点字の組み合わせが自分が習っていたヨーロッパ式と違って、アメリカ式で打たれていたので、読んでも分からなか...
執筆者 西村 | 2025年04月08日 | 本当の終活
恵心僧都源信は平安時代中期の人(942〜1017年)ですが、念仏宗を強く押し出して、仏教を布教した方でもあります。また「往生要集」と言う、仏教の様々な経典から地獄や極楽の様子が書かれた部分を抜粋し編集、編纂した書籍も残しました。「往生要集」の中には地獄のことが沢山書かれています。地獄は大きく分けると「灼熱地獄」と「寒冷地獄」と言う2つのタイプに分かれるとされていますが、源信は基本的に「灼熱地獄」の方を主に書いています。また、地獄の段階を五戒(不殺生、不偸盗、不邪淫、不飲酒、不妄語)を犯した種類によって分けてます。ただ、現代人の多くは五...
執筆者 西村 | 2025年04月07日 | 雑記帳
許認可行政がずっと権限を持っている為に、根本的にこの国の経済を止めていると言うことが、何故わからないかが不思議です。例えば保育所問題。東京都でも他の地域でも「保育所が足りない」と問題になっていますが、認可させていない保育所にまで条件が付き、色々と調査が入るようです。ある方が保育所を新設したいと思い、役所に出向いたところ「内階段と外階段が設置されているか」とか「避難用の滑り台が必要だ」とか、とにかく細かいようです。民間企業であっても、市場原理が働く以上、安全性や内容に問題があったら、潰れて淘汰されていきます。許認可しなくても潰れるものは...
執筆者 西村 | 2025年04月02日 | 雑記帳
般若心経の中にも出て来る「色受想行識」は、仏教の教えですが、これを平たく言うと「人間は五感を持って認識している」つまり「肉体や物質(色)を見て、それを受け止める感受性(受)があり、それについて思いを巡らせて(想)、行為をし(行)、その行為の結果について認識する(識)」と言うことです。「こうした五感を去ったところに本当の自己はある」と仏陀は説いたわけです。それが「意」であり、「意識」「意志」と言う「六感」になると言うことです。六感と言うと、視覚、聴覚、嗅覚、味覚、触覚に加えての「超感覚」を指したりしますが、誰しも持っているものの筈ですが...