執筆者 西村 | 2024年10月30日 | カウンセリング, 感謝の会
私もそうですが、人は「してもらった事」よりも「してあげた事」を強く思うようです。例えば、仕事仲間が大変だった時に手伝ってあげたこと、道に迷い困っている人を助けたりしたこと、妻や夫や恋人が悲しんでいる時に寄り添ってあげたこと…その人に優しくしてあげた事はよく覚えているのに、仕事でアップアップの時に手伝ってくれた同僚の優しさ、親切に道案内してくれた見知らぬ人、苦しくて悲しくて世の中が嫌になっている時に「大丈夫!一緒に頑張ろう!」と言って励ましてくれた大切な人のことを忘れてしまいがちです。誰かに何かをしてあげた時に、貸し借りを考えると全ては...
執筆者 西村 | 2024年10月29日 | 雑記帳
糸川英夫博士は、東大生産技術研究所でロケットの研究に従事し、1955(昭和30)年に日本初の固体燃料ロケット「ペンシルロケット」の発射実験に成功させました。1964(昭和39)年東大宇宙航空研究所に移り、各種ロケットの開発を行い「日本宇宙工学の父」と呼ばれた人物です。有名な科学者である糸川博士は、聖書の勉強会を開いていたことでも有名です。彼にとって科学と宗教は相反するものではなく融合するものであると考えていたようです。博士は宗教の必要性として以下の3つをあげておりました。一つは「目に見えない世界への知的好奇心と探究心」です。この好奇心...
執筆者 西村 | 2024年10月28日 | 感謝の会, 雑記帳
日本では「頭をポンポンする」「頭を撫でる」行為は、その人を褒めてあげたい時の愛情表現とされています。ところが同じアジアの国々では、頭を触ることすら御法度と言うところもあるようです。タイやインドネシア、インド、シンガポール、マレーシアやベトナムなど多くの国々でやってはいけない事の一つとされています。なぜ同じアジアの国で、同じ行為がこうも意味合いが違って来るのか…少なくとも近い地域の民族は、同じような習慣や伝統を持つことが世界の常識でありますが、こと日本に限ってはこの常識には当てはまらない独自の習慣や伝統を引き継いでいるのです。頭を撫でる...
執筆者 西村 | 2024年10月27日 | カウンセリング
企業の実力や将来性を測る時に、株価や経営指標を参考にしますが、本当の意味でその企業の実態を知りたいと思ったならば「その会社のトップと会い、会社の雰囲気や従業員と話をしてみるのが一番良い」と有名なアナリストが仰っておりました。「根性論はもはや経営においては化石」と言われていたのに、結局のところ会社の発展の有無は「トップと従業員の心持ちから始まる。」と言うことが常識の様になっています。「心持ち」こそ、科学者が嫌がる非科学的な領域であり、数値化できない事柄でもあります。科学の分野においても「量子力学は、もはや哲学や宗教の分野と切り離すことは...
執筆者 西村 | 2024年10月26日 | カウンセリング
「本当に偉い人は威張らない。謙虚な人が多い」と皆様も何処かで聞かれたことでしょう。私もバイオの研究員を経て、経営者となって「どんな分野においても中身が偉い人ほど謙虚な人が多いなぁ」とつくづく感じます。研究者時代は「有名大学の教授で、テレビにもよく出ている超有名な先生だから、なかなか会えないのにラッキーだね」と言われて会った先生が、こちらの質問や話には一切耳を貸さず、ご自分の持論だけを話して終わったこともありました。またメディアに出ない日はないとまで言われた、ある有名な経営者と漸く会える事になり、緊張して名刺を渡した瞬間、目の前で二つ折...