決断と責任

決断と責任

何事においても決断するには勇気が必要となります。それは日常の小さな決断から、世界を変えると思われる決断まで、様々ですが全てにおいて責任が伴います。自分が決めた事なのに、自分に掛かる責任から逃げたがる人が、何事かにおいて決断すると、大抵は酷い結果が生まれます。そう言う人は、謂わゆる「責任回避」の行動を取るので、誰かがその責任を負わされる事にもなります。「人間の歴史は、勇気と決断から出来ている」そう言っても過言ではありません。誰かが未知への挑戦をしなければ、生活圏を広げる事も、発明品も出来なかったことでしょう。その勇気を讃えるために、多く...
悪いリーダー

悪いリーダー

どこの組織にも良きリーダーが居れば、悪いリーダーもいます。その両方を観察しておくと、自分がリーダーとなった時に、どちらも良き教科書となり得ます。悪いリーダーは、それなりに結果は出しますが、人が付いていかないタイプが多いのが特徴です。何故なら彼らは、権力を握るまでは、嫌いな人でもゴマを擦ったりして、自分のグループに取り込み勢力を拡大しようとします。しかし、いざ権力を握れば途端に邪魔な人間を切り捨てていくのが常です。この「手のひら返し」のような態度が信用ならないと、大抵の人が離れていく訳です。しかし、それでも離れない人達もいます。その人達...
鍛錬

鍛錬

「千日の稽古を鍛とし、万日の稽古を練とす」とは宮本武蔵の著書である「五輪の書」に記された言葉です。ここから鍛錬という言葉生まれました。「千日程度の稽古では鍛えたと言うことにしかならない。万日続けて、ようやく鍛錬したと言える。」と言うのだから剣の道は厳しいものです。100歳近く生きたとしても3万日程度しか生きられないのですから、人生の3分の1程度を同じ道で極めなければ、錬士とは言えないと言うことです。人生においても同じように、精神を鍛錬したと言っても、せいぜい二十年では一万日にも届きません。成人してから三十年近くの年月を費やし、ようやく...
大器をつくるには

大器をつくるには

吉田松陰は「大器をつくるには急ぎべらかず」と言ったそうです。確かに、人間の器を大きくするのに、インスタントラーメンを作る感じで「効率よく短時間で」とは行かない気がします。仮に「あっという間に、あの人なんか雰囲気が変わったね」と言う人が居ないわけでは無く、例えば外国とかに一人で出掛けて苦労して、日本に帰って来たら雰囲気が変わっている人を見掛けたりします。しかしながら、最初は変わった風だけど、数ヶ月もすると元に戻ったり、ちょっと悪い方に変わったりするパターンの人がいるのも事実です。やはり人間の器を大きくするのには「付け焼き刃」は無いのだと...
日本国の借金

日本国の借金

よくメディアとかで流れるのですが「国の借金は国民一人当たり〇〇万円」とか言っていますが、可笑しな話です。日本国は、外国に対して609兆円を借りていますが、外国に対して貸付てあるお金が948兆円あります。差引348兆円の黒字になります。会計的に言えば、これが日本国の純資産ということになります。この純資産が多い人のことを「お金持ち」と呼びますが、日本は277兆円のドイツよりも純資産が多く、世界一のお金持ち国家と言えます。それなのにメディアは「国の借金が、こんなにある」と言ってますが、これは「政府が日本国民に対して借金している額」のことを指...