親の愛

親の愛

「欲しい時には与えられず、与えたい時には次の代・・・」が「親の愛」なのでしょう。私達は幼い頃は、お父さん、お母さんの愛が欲しくて堪りません。特に母親からの愛情は、子供が健全に育つためには欠かせないものだと言われます。昔、日本人は母親の事を「カカさま」と呼んでいました。夫が妻のことを「カミさん」と呼ぶのも、この「カカさま」から来ています。「カカ」とは「太陽が燃える様」から来ていると言われ「カカさま=太陽」のことだったのです。つまり母親は太陽であり、妻も太陽であると言うことになります。母と妻を太陽のように敬い、大切に思うことが、古来より日...
薫習

薫習

「香が物にその香りを移して、いつまでも残るように、みずからの行為が、心に習慣となって残ること。」…薫習燻製ソーセージのような感じで、木材チップの煙の香りが染み渡る感じを思い浮かべた方も多いかと思います。知育や躾や模倣など教育には色々な手法がありますが、最後まで残る共育が薫習だと私は思っております。親から強制された訳でもなく、叱られて覚えたわけでもなく、自然自然と身に付いてしまった親の考え方や行動は大人になっても中々変え難いところがあります。だからこそ家庭教育が大切だと言われるのでしょう。逆に言えば、何も大きな声を何回も出さずとも、躾と...
上下

上下

「組織における人物の本当の評価を出したいのなら、先ずは地位を上げてみて天狗になるかどうかを観る。次に下げてみて自暴自棄になるかを観察する。」と言われています。確かに、会社で地位が上がった途端に威張り散らす人いますね…また降格された途端にみるみる元気が無くなり、会社に来なくなってしまう人もいます。こう言う人達は、自分の物差しが外からの評価しかないので、その事に気が付かない限りは、それ以上に伸びて行くことは難しいかも知れません。どんどんと成長して行く人は、立場が上がれば上がるほど謙虚になり、降格されてもめげずに頑張り続けます。例え会社員で...
杓子定規

杓子定規

「杓子定規」と言う言葉がありますが、今ではあまり使われていない様で、若い人達との会話に使ったら「その定規ってどんな定規ですか?」と言い返されてしまいました。「四角四面」「頑固一徹」に近い言葉かも知れませんが、「杓(ひしゃく)は曲がっているので、それを定規の様に使っても真っ直ぐの線は引けない」転じて「無理やり型に、はめるやり方」「融通が効かない様」の事を指します。どんな組織にもルールがありますが、そのルールに縛られる過ぎると、本来の大切な機会を失い、本末転倒になる事が多いようです。例えば「朝起きは良い」という事で朝3時4時に起きて朝活し...
門

何事を始めるにしても「最初」という時期は必ずあります。その時に「進んで行こう」と言う決意が大抵は必要となります。それを古来から「門をくぐる」と表現しました。「招かれる人は多いが、入れる人は少ない」と言う言葉がある様に、何事にも門の手前までは辿り着けても、その門をくぐるには大きな決断が必要なるようです。人生にはいくつもの門がありますが、重要な門はそれほど多くはありません。あなたは何かの門を見つけましたか?その門の手前まで辿りたけましたか?その門をくぐる決意がつきましたか?その門を一歩でもくぐることが出来ましたか?門をくぐって歩み始めたの...