男女

男女

「男らしさ」「女らしさ」この言葉が現代では「性差別」と捉えられると言います。どうしてそうなるのか私には甚だ疑問ではありますが、性差別を声高に語る人達こそ、強烈に性の違いを意識しているような気がするのは私だけでしょうか?私は性の違いを意識していないせいか「男性だから…女性だから…」とか言う言葉は使いません。私達の子供は3人とも女性ですが「女性らしく振る舞いなさい」なんて言う言葉は一度も使ったことがありません。でも決して私が特別な訳ではないと思います。様々な競技に男女の別がある事も当たり前と思いますし、女の子がスカートを履こうと履くまいと...
サリバン先生

サリバン先生

皆様はヘレンケラー女史については皆様は良くご存知のことでしょう。視覚と聴覚が不自由でしたが、障害を持つ人々や女性参政権、労働者の権利、世界平和のため運動を起こしました。社会啓蒙家として障害を支えた偉人です。そのヘレンケラー女史を教育指導した方がアン・サリバン先生ですが、その生涯についてはヘレンケラー女史ほど知られていません。ご自分自身も目を患い回復したものの、生涯元の通りとはならなかったようです。縁あってヘレンの家庭教師になったのですが、ヘレンは甘やかされて育ったせいもあり「嫌な事はしない。したい事だけする。」と言う極度のワガママ性格...
無駄

無駄

「仕事が出来る人は無駄な時間を作らない」と言われているようですが、本当にそうでしょうか。もともと「仕事が出来る人」という定義が違えば、見方も変わって来てしまうので「仕事が出来る人=〇〇な人」を決めなければならないですね。私は「仕事」と「労働」とは似て非なるものと思っておりますので、「仕事が出来る人=愛を与えるのが上手な人」と捉えております。そう考えると「無駄な時間を作らない人」とはイコールにはならないですね。例えば、仕事の合間に悩んでいる部下の気持ちを、コーヒー缶を差し出しながら聞いてあげる…こんなことは仕事とは関係ないと思う人にとっ...
禍福

禍福

「何が自分にとって幸せなのかは分からないけれど、何が不幸せは分かる」この言葉は、ある映画のセリフですが、皆様もきっと頷かれたことでしょう。人は幸せを求めて生きているのに、意外とその幸せが手に入ると無頓着になり、不幸せな所ばかりを見つけようとしてしまうようです。他人から見て「さぞかし幸せでしょうね」と言われている生活をしていても、本人達はちょっとも幸せに思っていない事もあります。結局のところ「幸せは心の想いよう」と言うことになるのかも知れません。同じ事が起きたとしても「ある人はそれを不幸」と捉え、ある人はそれを「これから幸せになるための...
花

当たり前の話ですが植物たちは自分たちで自分の育つ環境が選べません。偶然に種が落ちたところを自らの生活の場として、芽を出し、花を咲かせ、種を実らせ、枯れて行きます。それでも彼らは一生懸命に生きて、綺麗な花を私達に見せてくれます。彼らは人に美しい花を見せる事で、一銭の対価も得ていません。ただただ、誰が見てくれなくても花を咲かせます。それは次の時代へ子孫を残すため…確かにそうかも知れません。例え切り立った崖の斜面であっても、例え雨が少なく乾燥した大地であっても、命ある限り花を咲かせようと一生懸命に彼らは生きます。子孫を残すためだけとは思えな...