修験道と日本神道

修験道と日本神道

皆様は仏教の中に修験道が入っている感じがしているかと思いますが、実際には修験道は役小角が開祖とされる仙人系の「肉体中心修行」とされているので、純粋な仏教とは分離されるべきです。修験道や山伏などの仙人系は、中国のヨガ系から来ており、仙人道ともいいます。従って、精神修行を主にする仏教と修験道、仙人道は明らかにその修行の趣旨が違うことがわかります。また、武道の中でも修験道、仙人道を核にしているものも多く存在しております。もちろん、仏教系の精神修行を大切にしている武道もありますが、だいぶ少なくなってきている感じは否めません。仙人道、修験道は「...
護摩焚き

護摩焚き

護摩焚きとは、仏教の密教において行われる火を用いる儀式で、護摩木を焚いて煩悩を焼き払い、諸願成就を祈るものです。炉の中に供物や、願い事を書いた「護摩木」をくべ、ご本尊の智慧の火で煩悩を浄化します。しかし、最初から護摩焚きが仏教に取り入れられていたわけでは無く、元々はゾロアスター教という、ペルシャ、イランの拝火教から来ています。木を井桁に組んで火を焚き「ホーマ(homa)」を行うのです。護摩は、もともとの言葉を「ホーマ」といい、「ホーマ」が護摩になっている訳ですが、この「護摩を焚く」という修行は、仏教のものではなかったのです。拝火教徒に...
布施

布施

「布施(ふせ)」とは、仏教で言うところの「僧侶や僧団に対して物品などの施し」をすることですが、お賽銭やお札を買い求めることも、広義の上では「布施」と言っています。しかし本来は、「人が、自らが大事なものを神や仏に差し出すことで、その執着を断つ修行の一環」として「布施(行)」があったのです。ですのでお釈迦様は、弟子の僧侶に対して「あなた方は物乞いではない。あなた方は実は与えているのだ。布施の機会を与えることで、布施をする人達に大きな愛を与えているのだ。あなた方がお椀を差し出す時、無言のうちに彼らを教え導くことが大事なのだ。与えると言う行為...
布施

仏教の復興

最近では、仏教を本職でやられている住職さんでも「死んだらどうなるのか分かりません」と言っています。「魂はあるのですか?」と訊かれると「分かりません」と答え、「死後は何処に行くのですか?」と訊かれても「分かりません」と答える方が多くなってきました。仏教の専門学校や大学で教授達から、そう教わって卒業したので仕方がないと言えばそれまでですが、一般の人達は誰に死後の事を聞けば良いのか困ってしまいますね。因みに仏教では霊魂の有無について否定はしておりません。釈迦は「ガンジス川が氾濫したら、その氾濫した川によって、土で作った家が流れ去るように、人...
自我

自我

仏教ではよく「無我」と言う言葉が出て来ます。お坊さんの中には「無我とは心がないこと。即ち魂がない事なのだから、釈迦は無魂説を説いた」と言う人もいます。私は、明らかに仏教の解釈違いをしていると思いますが、こうした考え方を持っている宗教者は多い様です。しかし、お釈迦様は「自分が中心、自分だけが可愛いと言う自我を無くしなさい。その無我の境地に至った時に、あなたの今世生まれて来た使命や天命が分かります。」と仰っているように思うのです。...