和光同塵

和光同塵

若い人達は、力の限り、能力の限り、フルパワーでもって自分を表現しようとします。「自分を丸ごと認めてほしい。」と言う表れなのかも知れませんが、これは大きな鯛をドーンとまな板に乗せて「はい、どうぞ。食べて下さい!」と言うようなもので、相手は「どうやって食べろと言うのだ。」と言うことで、戸惑ってしまう事もあります。自分自身を丸ごと差し出しても、相手は食べられないだろうと思えば、刺身にしたり、煮付けにしたりするなど、食べやすいように調理していくと言う考え方も必要となります。エネルギーを強く出すことは出来ても、弱くすることが出来ないと、あなたを...
和光同塵

和光同塵

本当の意味で仕事が出来たり、本当の意味で賢くなったりすると、凡人と変わらないかの様に、俗人に紛れ込む事ができるようになるそうです。これを「和光同塵(わこうどうじん)」と言います。光を見せすぎずチリの中に紛れて、一緒に生きていける、人を刺激せずに普通の人の様に馴染んで、周りの人の空気を壊さずにいられる様な境地にいる人は素晴らしい人だと思います。そういう人こそが「名人」「達人」というべき人なのでしょう。...