キリスト教と哲学

キリスト教と哲学

キリスト教が、世界宗教となる転換点が3回あったとされています。1回目はパウロによる伝道です。キリスト教を迫害していたパウロ(サウロ)か回心したことで、キリスト教の伝道が大きく動きました。2回目はアウレリウス・アウグスチヌス(聖アウグスチヌス)の登場でしょう。彼は「神の国」という大著を残し、古代キリスト教において、最大の影響を及ぼしたと言われています。3回目はイタリアのトマス・アキナスが挙げられます。彼は哲学者でもあった為、「哲学大全」や「神学大全」を著し、スコラ哲学を大成させました。彼らによって、キリスト教は哲学と結びつき、「教育によ...
マルクス主義の実験

マルクス主義の実験

今から百年以上前にカール・マルクスが「資本論」と言う本を書き「共産党宣言」なして、共産主義が地球の半分くらいに広がりました。この共産主義の総括や如何に?と考えてみれば、簡単に言うと「貧乏を愛した人は貧乏になる」と言う事に尽きるのでは無いかと思います。マルクス主義の根本にあるのは「貧しさを正当化する」考えなのです。「私達が貧しいのは、私達から搾取している人達がいるからだ。奪っている人たちがいるから貧しいのだ。そして、いつも貧しい人は正しくて、豊かな人は悪いことをする。だから豊かな人達には暴力を使ってでも、革命を興してでも、引き摺り下さな...
奴隷の哲学

奴隷の哲学

古代哲学である後期ストア派のエピクテトス(西暦55〜135年頃)は奴隷でした。その為、主人から毎日のように殴る蹴るの暴力を振るわれいました。...