幸福

幸福

「人生とは幸福になる為の冒険の道すじ」と言った方がいらっしゃいましたが、幸福とは探すものではなく、見つけるものだったのだと、この歳になって漸く気がつきました。「幸せの砂金」は色んなところに落ちていて、それを拾い集めることが人生ではないかと…そう思い始めております。「おいおい、今頃そんな事に気がついたのか?」と神様に笑われそうですが、幸せになろうとガムシャラに足掻いていると、60年生きていても分からないものなのですね。自分の幸せの為、家族の幸福のため、会社の発展のため…色々な理由をつけて私は生きてきましたが、いつも何処かに満たされない欲...
自分の気持ち

自分の気持ち

特に最近は「自分の気持ちを考え過ぎる」方が多い気がします。「自分はあの事で傷ついたのか」「自分は幸福なのか、不幸なのか」どうしても主語が「自分」や「私」になっている人たちが、自分の事を考え過ぎる傾向が強いようです。そう言う人ほど「自分」と言う主語を、周りの人たちに変えてみる事を私はお勧めしております。例えばご夫婦の関係で悩んでいる奥様に「私は不幸かも」と考える事を一旦辞めて貰い、代わりに「ご主人は不幸だと思っているのか否か」を考えて貰います。そうすると多くの奥様から「若しかしたら不幸だと思っているかも知れない」と言う答えが返ってきます...
平和な時間

平和な時間

清々しい朝が来て、皆が起きてくる。「おはよう」「おはよう」顔を洗い、朝食を食べ、歯磨きして、出かける。「行ってきます」「気をつけて」こんな平和な日がずっと続けば良いと思います。しかし、ずっと永遠には続かないことは分かっています。皆んな、いつかは年老いて、この世を去って逝く。突然、挨拶も出来なくなってしまう時もあります…悲しい事だけれど、現実は厳しい。そんな悲しい出来事が来ないように願いたい。であるならば、今この時の平和を心から楽しむことが大切になります。今この時に幸せを感じよう…そう思って私は今日も生きていきます。...
優しさの罠

優しさの罠

世の中には、「優しさの罠」に引っかかってしまっている方も多いようです。例えば「自分だけ幸せになるのは良くないことではないのか」「周りの人が苦しんでいるのに自分だけこんなに幸福で良いのか」と考えてしまう優しい人がいらっしゃいます。「自分が幸福になると、その分誰かが不幸になる」そんな考え方をする人もいらっしゃいますが、それこそが「優しさの罠」にハマっている状態です。「自分の幸福の火を、他の人の蝋燭に移してあげて行く事も優しさ」と思えれば、蝋燭の火が他の蝋燭に移ったからと言って減らないように、幸福も減って行くことはありません。だから、もっと...
優しさの罠

幸せと感じる時

ハーバード大学の長年の調査によると、人の幸福度は「地位や名誉や財産、老後の蓄えはあまり関係がなく、幸福感と健康は次のことに由来する事が多い」との事でした。「自分とどれだけ深く関わる人がいるか?」「自分をどれだけ深く理解してくれる人がいるか?」で幸福度が違ってくるそうです。関わる人=理解してくれる人とはならない所が難しいところでもあるかも知れませんね。「愛があれば幸せ」という方も多いかと思いますが、愛=関心度と捉えれば上記の事も理解出来ます。「愛の反対は無関心」という言葉からしても、「他人に関心を寄せるという事が世界を幸福に導く」という...