天国と地獄

天国と地獄

天国と地獄は、亡くなってから、行くばかりではないようです。こうして生きている間も、天国と地獄は存在しています。「今日も満員電車に揺られながら、会社に行かなきゃならないのか…嫌な上司の自慢話を、また聞かなきゃならないのか。地獄だなぁ」とか「せっかく時間かけて作った料理を美味しいとも言わないくせに、子供の躾がなってない!と怒るばっかりで、ちょっとも楽しいことなんか無い…こうして段々とおばあさんになって行くのかなぁ…やだやだ」とか思っている、その心が既に地獄に通じているのかも知れません。「自分が上手く行かないこと、幸せに感じないことは、他人...
自分の周りの人々

自分の周りの人々

世界中には80億人もの人達がいるのに、その中の数十人と言う限られた特定の人だけが、家族であったり、友人知人になったり、親しい間柄になったりしています。なんと有り難いことでしょう。また、なんて奇跡的なことでしょう。きっと生まれる国や地域が変われば、決して巡り会わなかったであろう人達に囲まれて、こうして生活が出来ているのは、本当に奇跡以外の何ものでもないでしょう。その事に私達は感謝しているでしょうか。周りにいる人たちを心の底から愛おしく思っているでしょうか。多くの人達に支えられて自分が生きていられる事を考えれば考えるほど、涙が出るほど有り...
自分の周りの人々

心の中の謝罪

ずっと心の中に残っている想い出を振り返ってみた時に、とても辛くとても悲しい気持ちなるのは「謝りたいけれど謝罪する相手が亡くなってしまっている」場合ではないでしょうか。自分の祖父母や父母、叔父や叔母、友人や知人…あげればキリがないけれど「ごめんね」が伝えられなかった人達。もう、直接「ごめんなさい」は伝えることは出来ないけれど、心の中で「あの時は謝ることが出来なくてごめんなさい。私は本当に申し訳ないことをしました。許してください。」そう思うだけでも、その方達に謝罪の気持ちは伝わると私は思っております。本当の供養とは、亡くなった方達に対して...
感謝と謝罪

感謝と謝罪

私も数多くの失敗とトラブルで、多くの大切な友人や知り合いと絶縁状態になったりもしました。別にこちらが意図したことでは無くとも、相手を傷つける事もあったかと思います。もちろん傷つけられる事もあります。でも、こうした事は時間が解決してくれません。そのまま放置して、時間が経過すると、余計に悪化したり、後悔の念が残るだけのようです。だから今は、その場で「ごめんね」「ありがとう」を言うように切り替えました。感謝の言葉、謝罪の言葉は、時間を経過させてしまっては、人生が後悔ばかりになってしまうので。...
長い箸の例え

長い箸の例え

美味しそうな中華料理を前に、5人の男女が円卓を囲んでいました。彼らの前には1メートルはあろうかと思われる長い箸🥢が置いてあります。「こんな長い箸じゃ、食べる事が出来ないじゃないか!」と太ったオジサンが言いました。「まったくだ。ここの店は何を考えているんだか!ダメだな、この店は!」とスーツを着た男の人も御立腹です。暫くして若い女性が「この箸じゃあ自分で料理を自分の口に持って行くことは出来ないけれど、いい方法があるわ。」と言って、長い箸を持ち、シュウマイをひとつまみ。そのシュウマイを、先程から怒っているオジサンの口元に持っ...