みる

みる

「みる」にも色々な漢字があります。見る。観る。診る。視る。看る。覧る…などそれぞれ意味が異なって来るから「日本語は難しい」と外国の人には思われてしまうのでしょう。多くの漢字には「目」の漢字が入っていますが「診る」だけには入っていません。「診る」は目でみていないからだと言われております。「心眼でみること」を「診る」と表現していたと思われます。それでは「心眼」とはなんぞや、と言うことになりますが、心の眼と言うことなので感情、感性と言う様に思われるかと思います。確かにそう言うところもあるかと思いますが、もっと深い意味があると私は師匠から教え...
科学的

科学的

「奇跡のリンゴ」の木村さんのお話は色々な示唆を与えてくれます。彼の言動から彼を変人扱いする人達もいる様ですが、彼の信念の強さは並大抵ではないと感じます。りんご農家でありながら、りんごでの収入が8年間もなかったら、りんご農家であることを諦めてしまうことでしょう。もしかしたら私なら、途中で農薬を使う普通農法に切り替えてしまうかも知れません。彼のりんごの自然農法は勿論素晴らしい偉業ですが、それ以上に彼の優れたところは「信念の持続」だと私は思っております。彼のリンゴの育て方は科学的ではないかもしれません。化学肥料も農薬も使わないのですから、科...
旅

「可愛い子には旅をさせよ」と言って親達は、子供達に一人旅をさせたりしていた事が昔はありました。私も親からお金を貰って、東北地方をテントを待って旅をした事があります。もう時効になったと思うので良いかと思いますが、その旅で恐山に立ち寄り、ひと通り観光したので宿を探したのですが生憎その日は大祭の期間だったせいで満室。仕方がないので、硫黄の匂いが漂う三途の川ほとりでテントを立てて就寝しました。その夜は風もほとんどなく月も綺麗に見れるほどの快晴でしたので、テントでも熟睡出来ると、たかを括っておりました。しかし、夜中になると何処からか「チリーン、...
松竹梅

松竹梅

松竹梅とは「歳寒三友」とも言われ、冬でも青い竹、冬に花を咲かせる梅、冬でも緑を保つ松が不老長寿の象徴とされています。その中でも松は生命力が強く、荒地にも根をしっかりとおろす為、防風林などして植えられてきました。東日本大地震で残った「奇跡の一本松」は有名なお話しですね。その為、松は魔除けとかにも使われて、正月には門松を供える様になりました。苗字や名前に松の字が入る方が多いのも、その現れと言われております。松は「待つ」にも通じ「努力精進し根を繁茂させ、じっとその結果を待つ」と言う意味も含まれていると聞きます。日本語の素晴らしさは漢字よりも...
天災

天災

ネット界隈では2025年の夏に大きな災いが起きると盛り上がっているようです。予言めいた事もまことしやかに流れ、一喜一憂する方も出ているようです。また相談者の中には、「2025年7月の予言についてどう思いますか?」と聞いてくる方も多々おります。天災はいつ来るかわからないからこそ、古代からその発生日時を占う催事が行われてきました。当たった人が持て囃され、時には権力者となったりもしました。しかし外れた人はその存在を否定され、消えて行った人達もいたようです。人々にとって悪い事ならば起きない方が良いに決まっているのに、天災日時を当てた人が脚光を...