子供

子供

自分の息子や娘のことは客観的に見れないのが親なので、他人からの自分の子供に諫言には耳を傾けなければなりません。しかしながら、なかなか他人からの指摘にも、自分の子供の事になると素直に聞くことが出来ないのも親です。ましてやその親が社会的な地位が高くなるほど、周りの人は例え愚息や愚娘であっても諫言をしてくれなくなるものです。忠告を受けたからと言っても子供であっても人格は別なので、全て自分の思い通りに言動を抑えることも、教育することも出来ません。だからと言って「他人に厳しく、自分には寛容」になってしまったバカ息子、ドラ娘を放っておく事は出来ま...
進歩

進歩

「人生とは重荷を背負って歩くこと」と言う言葉を、何処かでお聞きになったことがあるかと思います。歩めば歩むほど重荷が増して行く人もいれば、歩むごとに軽くなって行く人もいます。その違いは何処にあるのでしょうか。日々「今日は、あの人にこんな事をしてしまった。明日は謝って、二度としないようにしよう」と反省をして一日を終わる人は、重荷が日々なくなって軽くなって行く人でしょう。その逆に、反省もせず、行いも正すことをしなければ、その重荷はドンドンと重たくなって行きます。自分では忘れたつもりで愉快に暮らしていても、潜在意識では罪悪感を感じているので、...
金平糖

金平糖

突起物があって可愛らしい甘い食べ物「金平糖」もしトゲトゲを無くしたいと思ったら、2つの方法が考えられます。一つはトゲトゲを削る方法。もう一つはトゲトゲの間を金平糖の材料で埋めて丸くする方法。前者は謂わば「弱点や突出して目立つ資質を削り取り、平均的な人格に育てる教育」に似ています。後者は「突出した才能はそのままにして、弱点と思われる部分を成長させることで、全体的に丸くする教育」と言えます。前者はトゲトゲを削るので全体は小さくなり、こじんまりとまとまります。後者はトゲトゲの高さ分だけ大きくなるので、全体的な成長が見込めます。前者のように弱...
オタクとプロ

オタクとプロ

最近は趣味に時間を費やす人が多くなってきたので、その熟練度もプロ並みに上がってきていると言われます。我が家の娘もイラストを趣味としてますが、色々な所で賞をいただいたり、企業のマスコットイラストを依頼されたりしているので、「プロになればいいじゃん」と言われるけれど「あくまで趣味」と本業にする事を拒んでいます。笑こうしたオタクとプロの違いは、世間的な「信頼感」の違いにあるように思います。娘のようなオタクに仕事を頼むとしても、頼む側もそんなに信頼はしていないし「この程度で良いかな」と期待もしていないことでしょう。しかしプロに頼むとなると、期...
相談

相談

人は誰かに相談したい時、大抵は共感を求めています。だから「ここすれば良い」「ああすれば解決する」と言うアドバイスは、本当は求めていません。むしろ「大変だったね」「辛かったね」「よく頑張ったね」と、共鳴したりあげたり、褒めたりしてあげた方が、その人の心が落ち着きます。「その人の想いは今どこにあるのか」そう思って、心に寄り添ってあげる事が、その人に愛を与える行為であり、多くの人達と調和していく中で一番大切なことだと思っています。たとえ親友や友人知人、家族であっても、自分に対して寄り添ってくれる人が少なくなって来たから、自分の「心のオアシス...