親のありがたみ

親のありがたみ

子供を二十歳まで育てるのに一人当たりどのくらいのお金が掛かるのか?皆様はご存じでしょうか?教育費と養育費で併せて2,000〜4,000万円と言われております。幅が大きいのは、教育費において塾費用とか私立学校に通わせるとかで異なって来るので、2倍ほどの金額幅があるようです。それにしても親はこれだけの金額を掛けて、自分達を育ててくれたかと思うと感謝しかありません。「親の恩に報いる為にも、自分の子供達にも同じように愛を与えて行こう」と多くの方が思う事でしょう。親は偉大なり!!...
執着との戦い

執着との戦い

最期、この世を去るときに一番難しいことに「執着」があります。大抵「死を怖がる人の多くは執着するものが多い人」と言われています。命そのものに対する執着は勿論ですが、愛する家族との別れ、地位や名誉や財産への思い、本人自身の肉体への執着…こと細かにあげればキリがないことでしょう。でも、こうしたものはあの世には持って帰れません。お坊さん達は「三途の川を渡る時、身につけたモノが重ければ重いほど、川を渡るのに難儀をし、その重さで川に沈んでいく」と教えてくれます。この身につけたモノこそ「執着」そのものです。そうなると持って帰れるモノは「心」しかない...
言霊の幸わう国

言霊の幸わう国

しきしまの大和の国は言霊の幸わう国ぞま幸かありこそ柿本人麻呂が詠んだ歌ですが、今の現代人にとっては心しなければならない内容だと思います。現代語に訳すと「この日本の国は、言霊、すなわち言葉が持つ霊的な力によって幸せになっている国です。これからも平安でありますように!」という感じでしょう。「言葉が乱れる国は、その国の内情も乱れる。」と言うことでしょうか。昔から結婚式とかで「別れる」「割れる」「終わる」は使わずに「お開き」と言う言葉を使うように、日本人は言葉の持つ魂を、とても大事にしてきました。これからも、そうあって欲しいと私は思っておりま...
感謝の気持ちは長生きの秘訣

感謝の気持ちは長生きの秘訣

このお話も知り合いのお医者様からお聞きしたお話です。「随分長い間医者をしているけれども、統計もとったことは無いけれど、入院が長い人って有り難うの言葉が言えない人が多いんだよね。逆にみんなに感謝できる人って、こちらが思っていた以上に回復が早くて、予定よりも早めに退院する人が多い気がする。」と仰ってました。このお話も10年ほど前の話ですので、今は統計がとられているかもしれませんが、それにしても不思議な感じがします。肉体の病気が「ありがとう」と言う感謝の気持ちで良くなることがある・・・裏を返せば「ありがとうが言える人は健康で長生きできる」っ...
未で生を知らず、焉くんぞ死を知らん

未で生を知らず、焉くんぞ死を知らん

論語に出てくる有名な孔子の言葉です。「いまだ生きると言うことの本当の意味を知らないのに、どうして死後の世界のことが分かろうか。死後の世界のことを考えているより、先ずは今のあなたの人生を正しなさい。それがあってからの死後なんですよ。今、全力を尽くせ。今、最善の生き方をしなさい。そうすれば死後の世界は後からついてきます」そんな意味だろうと私は解釈しております。終活も大切ですが、本当の終活をするならば「今生きているこの瞬間に、感謝すべき人には有り難うを言い、謝らなければならない人にはごめんなさいを言う。それこそが死への準備ではないですか?」...