執筆者 西村 | 2024年08月21日 | カウンセリング
日本には多くの伝統技術が未だに続いています。工芸関係もそうですが、建築、食品加工、武道にも、意思は引き継がれ今も多くの方々がその念いを引き継ごうと努力を重ねておられます。こうした意識、技術の伝承は一朝一夕に習得出来ないがために、そのバトンタッチが上手く行かなかった事もあるようです。例えば刀鍛冶が良い例で、名刀と呼ばれる刀の殆どが平安時代から室町時代に作られましたが、その刀身の美しさ、柔軟性と強靭性の再現は、「現代の技術をもってしても再現不可能」とされるほどでした。当然、室町時代以降も刀は作られましたが、名刀と呼ばれる作品は段々と少なく...
執筆者 西村 | 2023年03月12日 | 自分史, 雑記帳
一芸に秀でた職人は、毎日毎日コツコツと同じような作業をすると言います。その為、変化を好む若者は、その職人技を継ごうとする人は少ないと聞きます。同じような修行の毎日が耐えられなくなるそうです。でも逆に欧米人が、毎日続ける大切さや、歴史の重みを感じて、そうした職人技の必要な所に弟子入りしてくるようですね。その人数も年々増えてきていると言います。一般的な普通の仕事であっても「職人のようなコツコツやっている」と、思わぬ成功が向こうからやってくる事も有るのですが、そこまで忍耐出来るかが、なかなか難しい・・・結局は「忍耐」こそが仕事上達の早道なの...