執筆者 西村 | 2025年10月06日 | 雑記帳
歴史家のアーノルド・トインビーは「十二.三歳くらいまでに、民族の神話を学ばせなかった国は、例外なく滅んでいる」と言っていました。自国の歴史を軽んじて忘れ去った時に、「民族の精神的ルーツや、過去の教訓を失い、国は滅びの道を歩んでいく。」と言うことなのでしょう。日本で言えば、712年に編纂された『古事記』、720年には『日本書紀』が成立しました。古事記は、神話の部分が比較的多い歴史書で、日本書紀は神話の部分がやや少なく、事実の部分が多い歴史書とされています。現在では『竹内文書』や『秀真傳』など古史古伝が研究されて、新たな日本神話として信じ...