執筆者 西村 | 2023年10月26日 | カウンセリング
「ごめんなさいと言うと負けた気がする」と言う人がいますが、本当に謝罪したら負けた事になるのでしょうか。「自分は悪くない。誰が見てもこの状況は私の責任で起きたことではないので、私が謝る必要性はない」と強く主張する方もおります。確かに仰る通りなのかも知れませんが、裁判所でもないのに、その主張を押し通して何かを得ることが果たして出来るのでしょうか。自分の主張が正しいことを証明できる?自分の責任じゃないことが立証できて周りの人に褒められる?こうした考え方とは別に「こう言う事態になったのも自分の不徳ゆえ」と思えたら、「成功への一歩を進めた」と私...
執筆者 西村 | 2023年05月29日 | 雑記帳
ずっと心の中に残っている想い出を振り返ってみた時に、とても辛くとても悲しい気持ちなるのは「謝りたいけれど謝罪する相手が亡くなってしまっている」場合ではないでしょうか。自分の祖父母や父母、叔父や叔母、友人や知人…あげればキリがないけれど「ごめんね」が伝えられなかった人達。もう、直接「ごめんなさい」は伝えることは出来ないけれど、心の中で「あの時は謝ることが出来なくてごめんなさい。私は本当に申し訳ないことをしました。許してください。」そう思うだけでも、その方達に謝罪の気持ちは伝わると私は思っております。本当の供養とは、亡くなった方達に対して...
執筆者 西村 | 2023年04月08日 | 雑記帳
謝罪と言うと、その場で謝らなければならない人に、直接「申し訳ございません」と謝ることを想像してしまうでしょうが、そればかりが謝罪では無いと私は考えています。その人には直接謝る事は出来ないけれど(会って貰えないなど)、心の中でその人に対して心の底から謝罪の気持ちを持つことも、また一つの謝罪の形だと思っております。心そこに有らずという感じで、若しくは腹の中で舌を出しての謝罪よりは、直接謝る事はできなくても、心の底から「ごめんなさい。」を伝える方が、よほど心がこもっている謝罪であると言えないでしょうか。私はいつも謝る事ばかりですが...笑...
執筆者 西村 | 2023年03月10日 | 老化
私も数多くの失敗とトラブルで、多くの大切な友人や知り合いと絶縁状態になったりもしました。別にこちらが意図したことでは無くとも、相手を傷つける事もあったかと思います。もちろん傷つけられる事もあります。でも、こうした事は時間が解決してくれません。そのまま放置して、時間が経過すると、余計に悪化したり、後悔の念が残るだけのようです。だから今は、その場で「ごめんね」「ありがとう」を言うように切り替えました。感謝の言葉、謝罪の言葉は、時間を経過させてしまっては、人生が後悔ばかりになってしまうので。...
執筆者 西村 | 2023年01月28日 | 自分史, 雑記帳
他人の欠点は、よく見えるし、誰でもよく分かります。しかしながら、自分の欠点は他人から注意されない限り、分かりにくいものだと言えます。「自分はいつも通り、接しただけ」「いつものように声をかけただけ」と言いながらも、他人を傷つけている場合も多々あります。このように言っている自分も、自分の言動で多くの方を傷つけてきたし、今も傷つけているかも知れない。そう思うと「引きこもってしまった方が良い」と言う気持ちも、分からなくもないですが、逃げてしまったら進歩も成長もありません。他人を言葉で傷つけてしまったら、心から本気の言葉で謝れば良い。自分の言動...