執筆者 西村 | 2023年06月07日 | 雑記帳
自分もそうでが、長年連れ添った妻に「〇〇してくれて有り難う。」なんて言われると、照れると同時に妻が愛おしくなってしまう事があります。w周知の間柄こそ、こうした「ささやかな好意」が必要なのかも知れません。相談事の大半は、伴侶のことや両親兄弟のような身内に対する不満や愚痴が多かったりします。と言うのも「こうしてくれるのが当たり前なのに、そうしてくれなかったから許せない」「私は〇〇したのに、感謝の言葉一つもかけてくれない」とか、友人知人や仕事仲間なら普通にしている些細な言葉掛けを、身内にはしていなかったりする事が原因のような気がします。例え...
執筆者 西村 | 2023年06月05日 | 雑記帳
人間ひとりでは生きていく事は出来ないので、どうしても多くの人達との出逢いと別れが発生します。その時に「ご縁」と言うものを感じ取る方が多いのではないでしょうか?「その人との出逢いがあったからこそ今の自分がある」とか「その人と出会わなければ運命が変わっていた」とか人との出逢いで人生が大きく変わる事が多々あります。結婚はその最たるものでしょう。「伴侶候補の方と縁があるかどうかは、イメージ出来るかどうかで分かる」と言われております。結婚式、新婚旅行、子供の誕生、子供の成長、子供の結婚、孫の誕生、二人だけのシニア生活、そして伴侶との別れ…何処ま...
執筆者 西村 | 2023年05月29日 | 雑記帳
ずっと心の中に残っている想い出を振り返ってみた時に、とても辛くとても悲しい気持ちなるのは「謝りたいけれど謝罪する相手が亡くなってしまっている」場合ではないでしょうか。自分の祖父母や父母、叔父や叔母、友人や知人…あげればキリがないけれど「ごめんね」が伝えられなかった人達。もう、直接「ごめんなさい」は伝えることは出来ないけれど、心の中で「あの時は謝ることが出来なくてごめんなさい。私は本当に申し訳ないことをしました。許してください。」そう思うだけでも、その方達に謝罪の気持ちは伝わると私は思っております。本当の供養とは、亡くなった方達に対して...
執筆者 西村 | 2023年05月24日 | 雑記帳
どんなに健康な人も、どんなに財産や地位がある方でも、必ずいつかはこの世を去ります。大抵の人達は、その去る日が分からないから、永遠に生き続けるつもりで生きています。今日があって、明日もあると確信して生きています。しかし突然の身近な人の死によって「死」を想い出します。中には「死にたくない」と考え、様々な事にお金をかける方もいらっしゃいます。そう言う意味では執着の最たるものは「死にたくない」と言う悪あがきなのかも知れません。「じゃあ生に執着する事は悪い事なのか?」と言われそうですが、もし生への執着がない事が真理であるならば、自殺こそ「執着を...
執筆者 西村 | 2023年05月23日 | 雑記帳
最近は余り耳にしなくなりましたが、私はおばあちゃん子だったので「そんな事をしていると地獄に落ちて閻魔大王さまに舌を抜かれるよ」と良く言われたものです。そうしたおばあちゃんの言葉が自分を律する上で、とても役に立ったと私は思っています。芥川龍之介の「蜘蛛の糸」ではないですが、地獄に落ちる人は、なにも法律を犯した人達ばかりではなく、地位も名誉も財産も関係なく、ただこの世において「反省と感謝」が出来なかった人達が行っているとおばあちゃんは教えてくれました。だから彼女は「大人になっても、ありがとうとごめんねが言えないようならば、本当の意味で偉く...