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日本人は「調和型民族」と言われています。
欧米人はと言うと「進歩型民族」に近いと考える学者も多いようです。
進歩型民族は弱肉強食的な思想に成りやすく、貧富の差がつく社会に発展し易いとも言われます。
逆に調和型民族は、秩序を重んじ、平和を求める社会になり易いようです。
正に日本人は調和型の典型ですね。
従って孔子の儒教が定着したことも納得出来ます。
儒教は欧米人には馴染まず、考え方が中国から西には中々拡がらなかったようです。
ただ「善悪を分つ」という意味では、中東のゾロアスター教やエジプトのオシリスのように「善悪二元論」的に広まったところもあります。
そうした二元論が広まった地域には同じように、法的秩序も広まりました。
調和を保つにはどうしても秩序が欠かせなかったからです。
調和と秩序。この二つは車の両輪のようで秩序が保たれなければ弱肉強食の進歩型となり、調和ばかりですと競争心が無くなり、やがて衰退していきます。