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「形態共鳴」・・・聴き慣れない言葉だと思います。
ケンブリッジ大学で生化学の博士号を取得し、イギリス王立協会の研究フェローとして活躍したシェルドレイク博士が提唱した理論です。
簡単に言うと「世の中の似たような出来事が、何度も世界各地で同じように起きるのは形態形成場が出来上がり、形態共鳴したからだ」という理論です。
これでも分かりにくいかと思いますので、良く引き合いに出される具体例を挙げさせていただきますね。
「猿の芋洗い」(101匹目の猿として有名です)
宮崎県の日本猿の一匹が芋を海水で洗って食べたのをキッカケに、遠く離れた高崎山の日本猿も芋洗いを始めたと言う事例です。
「シンクロニシティ」や「集団意識」とかでも使われる例ですが、昨今の犯罪データを分析すると「人間においても当てはまるのではないか」とも言われております。
イギリスで大量殺人を行ったシリアルキラーが出現した後、アメリカでもシリアルキラーが何人も現れたりするという現象は、単なる模倣犯で片付けるには異常性が高いと思われているそうです。
こうした犯罪関連もそうですが、ニュースが世界を駆け巡る前に、離れた別の地域で同時期に同じような事が発生したりする現象が、確率論から言ってあり得ない頻度の高さで起きる場合があるです。
世界は広いので繋がっていないように感じますが、実は根っこの部分で全てのもの同士が繋がっているのかも知れません。
あなたが悲しめばみんなが悲しみ、あなたが喜べばみんなが喜ぶ。
誰かの歌詞のような感じなってしまいました。(笑)