2012年に公開された映画「天地明察」では、江戸時代に碁打ちだった主人公が暦を作る話ですが、知人として出て来る数学者の関孝和は世界的にみても「凄い人」でした。
彼は、世界で最も早く行列式の概念を提案し、微分積分に当たるようなものを独自で作っていたと言われています。
また暦の作成に際して、正131072角形から円周率を、小数点第11位まで算出するなど「和算」の発展にも大きく貢献しました。
また、歴史でも習った関ヶ原合戦では、東西合わせて約20万人もの大軍が戦っています。
これは「当時では世界最大の戦争だろう」と言われていますし、その時に使われた鉄砲の数も、世界最多だったという事です。
つまり世界最強の軍隊が東西に分かれて、400年以上前に日本でぶつかっていたという事です。
さらに、平安時代の文化レベル等についても、和歌・物語・日記などの文学、紫式部の「源氏物語」、清少納言の「枕草子」、寝殿造り、大和絵等も、おそらく当時においては世界最高級のものであったと言われています。
日本って日本人の私達が思っている以上に、意外と凄い国なんです。
だから今、日本の事を知りたがる外国の方々が多いのでしょう。
