読書力の活用

読書力の活用

知的情報処理を行っている職業の方は、多くの書籍を読んでいらっしゃることと思います。そうした方の中には、蔵書数や読書量を自慢する方もいらっしゃいます。それはそれで素晴らしい事と思いますが、知的生産力がない場合は、「読書は暇つぶしにしているんでしょ」と言われてしまいますから、厳しいですね。私も蔵書は4,000冊を超えますが、家族からは「これだけあると床が抜けるから、いい加減にしてくれる!」と怒られる事もあります。笑月には平均で10冊程度は読了してますが、これでは足りないと感じています。何故なら、自分が良いと思うだけのアウトプットが出来てい...
自信と増上慢の違い

自信と増上慢の違い

自分自身に自信を持つことは、とても大切なことです。しかし、増上慢となってしまうと周りの人に疎まれます。でも当の本人は、自信なのか増上慢なのか分からなくて苦しむ事が多いようです。では自信と増上慢の違いは、どこにあるのでしょう。増上慢の人は、自分が褒められると嬉しいのですが、他人が褒められると嬉しくありません。特に、自分の関心領域の辺りで、他の人が褒めらると気分が悪くなります。例えば、あなたが歌が上手いと自分で思っている時に、他の人が「歌がお上手ねぇ」と褒められているのを見ると、怒りたくなるようであれば、あなたは増上慢になっていると言える...
AI

AI

色んなところで「AI (Artificial...
お客様は神様?

お客様は神様?

「お客様は神様です」とは、演歌歌手の三波春夫さんが言い出した言葉です。その言葉が今では一人歩きして、「私はお客だから、〇〇するのは当たり前だろ!」みたいなカスタマーハラスメントになっている事が、よく見受けられます。しかし、彼が言った言葉の本心は「歌う時に私は、あたかも神前で祈る時のように雑念を払って、心をまっさらにしなければ芸をお見せすることは出来ないのです。演者にとってお客様を喜ばせる事は絶対条件です。だからお客様は絶対者、神様なのです。」と言う意味でいった言葉だったそうです。つまり、演者にとってはお客様は神様で、その神前に捧げる芸...
劣等感と優越感

劣等感と優越感

「自分の心を深く見つめて、劣等感などマイナスの部分を取り除いていく」と言う考え方は、広く言われていることでもあり、多くの人に当てはまる方法だと思います。しかし、この考え方の問題点は「自分のことしか考えていない」という点です。大抵、劣等感に悩んでいる人は、自分のことしか考えていなくて、他の人のことを考えることが出来ない状態の方が多いようです。劣等感との闘いに、時間を費やすことは無駄ではないかと思いますが、一生を費やすほど重要な課題でもありません。優越感というのも、実際には劣等感の裏返しである事が多いものです。「私はこんな事で悩んでいる。...