人生でもっとも感謝している人

人生でもっとも感謝している人

「その人が信用出来るかどうかは、簡単にはわからない」と言うのは当たり前の話ですが、「簡単な質問で分かる」と言ったら、あなたは疑いますでしょうか。「その人が信用にたる人かどうかは、その人の過去の人生を知ることがもっとも速い道」と言う言葉があるように、いま目の前にいる人の人となりを知るには、過去の想いを知ることが良いようです。ただ、過去の苦労話や成功体験を聴いても良いのですが、それだけでは決定的な判断に欠けます。もちろん過去談はお聞きした方が良いですが、最後には「あなたがもっとも感謝している人と、その理由を教えて下さい」と言う質問をすれば...
面接

面接

私も前職では新卒者から中途採用まで、年間200名近くの面接を長い間やってきました。そこで気づいたことは「プライドを持つのは大切なことだけれど、学歴や肩書や年収では人間性は測れない」と言うことです。有名国立大学や超難関大学を卒業したからと言って、面接官を馬鹿にした態度をあからさまに取る人もいたり、自分の華やかな家系のことを自慢げに披露する人もいましたが、大抵は忍耐力の無い、自己中の方が多かった様に覚えています。特に超有名大学を卒業したばかりの人は、扱い辛い人が結構な数いました。そりゃあそうでしょう。大学では一番上の先輩として威張って来た...
暗闇の中

暗闇の中

「私はこうして成功した」「私はこれで、お金持ちになった」「私はある時、神から言葉を受けたから、こうして皆んなに説法している」と言っている方々がいらっしゃいます。しかしながら、本当の意味で「悟っているのか?」と問われたら、甚だ怪しいと思われます。「自分を大きくする者ほど小さき人であり、自分を小さき者と思う人ほど大きな人物である」と聖書にも書かれている通り、心狭き小人ほど自分を大きく見せたがるものです。「自分にとって、本当に大切なものは何なのか?」を暗闇の中で探している状態が私達あるならば、一本の蝋燭の火が灯っているだけでも「本当に大切な...
人生は短距離走?

人生は短距離走?

私も若い頃そうだったので、なかなか言い難いことですが、若者達の多くは生きる事に急ぎ過ぎていて、まるで「短距離走の様に人生を走っている」ような気がしてなりません。「同期よりも早く出世したい」「早く結婚して子供が欲しい」「若いうちに働いて中年以降は楽して暮らしたい」とか、様々な夢や目標を持って頑張っている方を目にします。しかし歳を取って気がつくのは「人生、短いようで長いので、長距離走を短距離走の様に走っていては、ゴールまで持たない」という事です。人生をマラソンに例えたら、走行距離は42.195kmもあるのに、100m走の様に走っていては、...
貪欲

貪欲

お金持ちになること、豪邸に住みたいと思うこと、カッコいい車に乗りたいと願うこと、それはそれで目標になることではありますが、それが「人生の目標」となると、何だか寂しく感じるのは私だけでしょうか。大切な一生の命を使って、ただただお金を自分の元に集めることが使命だなんて生き方が、もろ手で「素晴らしい!」と称賛に値するとは何故か思えません。また豪邸に住んだから、高級車に乗っているから、その人が尊敬に値する人であるとも限りません。何故なら、そう言った物欲だけを人生の目標とする方は、「欲が止めどなく進化していく」からです。つまりは、欲が欲を生み、...