四書五経

四書五経

「四書五経」とは、儒教において重要な経典として尊重された書物の事を指します。四書とは,『大学』『論語』『孟子』『中庸』。五経とは『易経』『詩経』『書経』『礼記』『春秋』の事を言います。儒学の中心は、はじめは五経だけでしたが、宋代の朱子学が「四書を基本におき、五経も学ぶべき」と言い始め、「四書五経」となり役人や教育に関連する仕事をする人達の学ぶべき書籍となりました。儒学を学んだの中には賢人偉人も多く輩出され、安井息軒、中江藤樹、貝原益軒、林羅山、伊藤仁斎、荻生徂徠、渋沢栄一など、そうそうたる顔ぶれが日本人儒学者におります。しかしながら残...
人間関係は仕事論

人間関係は仕事論

「仕事が辛い。ストレスが多い。」と言うように、仕事が思うように捗らなかったり、能力を超えているように見えるときに、家族に対して八つ当たりが始まったり、部下や周りに当たったりするようになります。「仕事が取り敢えず終われば良い」と言う考え方では、仕事をしていてもつまらないし、自分の満足感にも繋がりにくいでしょう。お医者さんには「納期」と言う考え方は余りありませんので、とにかく延命治療的な事をして、何とか寿命を伸ばそうとします。そうしたお医者さんとは違い、会社で働いている人には、仕事の締め切りがあります。それまでに間に合わなければ、怒られた...
老後の不安

老後の不安

歳を取ってくると「健康の不安」や「経済的な不安」あるいは「孤独への不安」で押し潰されそうになります。特に「経済的な不安」は年金問題にも関わってくるばかりではなく、「孤独への不安」とも関係しているので、より深刻さが増します。2017年に105歳で亡くなられた日野原重明先生は「結局のところ、老後の経済問題は人間関係論になるんだ。若い頃から人間関係作りをしなければいけない。人間関係作りへの手間と時間を惜しんだ人は、老後が孤独だし、経済的な不安を抱えることになる。少子化の中で、子供や孫に助けて貰うと言うことは彼らの負担にもなるし、それが原因で...
虚構と洗脳

虚構と洗脳

「私達はネットの中での作られた情報に、正邪も分からずに洗脳されている」と言われたら、あなたはどの様に思うでしょうか。「YouTuberのあの人がそう言っているから」「フォロワー数が何百万人もいる人が喋っていることだから」と無防備に信じすぎているとすれば、仮にフィクションの世界であっても「現実」と認識してしまうのでないでしょうか。いや彼らが言っているから現実であり、正義であると思い込んでしまっているのかも知れません。この洗脳を解く技術を、私達は忘れ去ってしまったのでしょう。「真実を見抜く力」が必要ですし「言い切る勇気」も要るし、最後は「...
日本の未来

日本の未来

ここのところ、お話ししていても「日本の未来はどうなるのでしょう。不安で仕方がありません。」と言う声をよく聞きます。国は多額の借金をし、政治家は自分の保身しか考えず、物価は上がるけれど給料は上がらない。「こんな世の中では、お先が真っ暗。」と思っているのは、大人だけではないでしょう。子供達も「一生懸命勉強して大企業に入っても、定年を迎える頃には年金制度も破綻している。」と想像したら、勉強するのも馬鹿らしくなって来るのは分かる気がしないでもありません。こんな時に「新しい未来の日本」を提示することが出来るかどうかが、日本の大人達に試されていま...