自分のために生きるだけ

自分のために生きるだけ

「自分のために生きるなんて当たり前」だと思って、多くの人が生活しています。たとえ親子であっても、たとえ夫婦であっても、所詮は「一人一人の幸せを求めて生きている」と冷めた見方もあるかと思います。もちろん、その考え方は間違いではないでしょう。しかし、何か一抹の寂しさや哀しみが付き纏います。それは、大抵「自分のためだけに生きている人」は、他の人が助けようとはしてくれません。「しっかりしているんだから、勝手に一人で生きればいいじゃん」的に、何故か周りの人から見放されて行きます。しかし、他の人のために生きようとすると、周りの人達が自然と助けてく...
真のエゴイスト

真のエゴイスト

私達は「他人に愛されたい」そんな思いで生きているところが何処か心の中にあったりします。中には「他人に優しくするのは、その見返りを求めているから」と割り切っている人もいます。「ギブアンドテイクの世界だから何が悪い」と言われれば、今の世の中の多くの人達は納得する部分もあるでしょう。しかし、皆が皆ギブアンドテイクの精神で生きていったら、世の中は良くなって行かないでしょう。供給が需要を上回らなければ豊かになって行かないように、愛の需要以上に愛を供給する側が増えない限り、バランスシートではプラスになりません。しかし供給側が増えないのは、「愛を与...
弁財天

弁財天

相談者から七福神の質問をされることが、何故か最近多くなってきました。特に弁財天様が気になる方が多い様で「どう言う謂れの方なのでしょう?」と訊かれるのですが、元々はヒンズー教における「サラスバーティー神だと思われます」と答えています。彼女はヒンズー教における「水と豊穣を司る女神」であり、芸術や学問など「知を司る女神」でもあります。その女神が、日本に仏教伝来の際に伝えられて、神仏習合で弁財天と呼ばれることになったようです。インドでは内陸部が深く、海を知らない人達の方が多いので、「水の神」となると「川の神」とイコールになり、川の神サラスバー...
龍宮

龍宮

「竜宮城でタイやヒラメの踊りを見物」とは浦島太郎のお話ですが、意外とあるかも知れないと言ったら、皆さんは驚かれることでしょう。実際に誰もが観ることはできないかも知れませんが、ここ静岡県にも竜宮城があると言われています。場所は「三保の松原」静岡市清水区になります。美しい海岸と松原の中に富士山が浮かぶ景勝地です。天の羽衣伝説が残っている場所でもあります。こうした竜宮城があるとされている所は、海や川や湖など水が綺麗な場所が多く、美に関するお仕事をされている方々が良く訪れると聞いております。世界的な有名ブランドの創業者一族が、三保の松原に来ら...
念いは力を生む

念いは力を生む

お釈迦様もソクラテスも、マルクス・アウレリウスも、エマーソンもウィリアム・ジェームスも、異口同音に次の様に述べています。「人間とは、その人が考える通りのものである。毎日どの様な事を考え、思っているのかであなたが決まる。服装や外観、履歴書を見てもあなたが何者であるかは分からない。人は、その人が念う通りの人間になるのだ。」すなわち、あなたという人間は、あなたが自己評価し、考えている通りの人間なのです。未来に対して、肯定的か否定的か、楽観的か悲観的か、幸福であるか不幸であるかは、あなたの「心の種子」に起因します。「自分はアサガオだ」と念って...