執筆者 西村 | 2024年12月07日 | カウンセリング
私達の生活は100年前、1,000年前に比べれば、驚くほど便利な時代になっています。ボタン一つでお米や洗濯が出来たり、徒歩で歩いたら3日も4日も掛かる道のりを短時間で移動できるようになりました。便利な時代は、私達が「飽くなき欲求」を捨てない限り、これからも続いて行くことでしょう。数多くの発明発見があり、沢山の流行が現れ、消えて行くことでしょう。その中でも、1,000年、2,000年変わらないものがあるとしたら、それは奇跡的なことかも知れません。しかし現代でも何千年経っても朽ち果てないものが残っております。まるでピラミッドやペトログリフ...
執筆者 西村 | 2024年12月06日 | カウンセリング
愛にも発展の階梯があると言ったら皆様は驚くでしょうか?「愛は愛でしょう。愛に差別はなく、愛は平等と言うじゃないか!」と言われそうですが、愛にもレベルがあると私は思っております。先ず誰でも持っている、動植物ですら当たり前だと思っている愛が、男女の愛欲、性愛、好き嫌いと言った「エロス」です。本能的な愛と言っても良いでしょう。次に、夫婦愛、兄弟愛、師弟愛、友愛と言った本能的な愛ではなく、人間的な結びつきから生まれる愛、自分にとって大切な人を慈しむ愛です。これを「フィロス」と聖書には書かれています。その上にある愛が「ストロゲー」と言われる奉仕...
執筆者 西村 | 2024年12月05日 | カウンセリング
日本人は縄文の時代から、調和を旨とする生活を重視して生きて来ました。欧米諸国の民は個人の尊厳を大切にし、個々の進化と進歩を重視して来ました。この衝突が歴史上何度もありましたが、明治維新で個人主義の思想が日本国中に流れ、時代は大きく変わって行ったのです。それまで「家長は家と家族を護る。家臣は主君を護る。国家は民を護る。」これが当たり前でしたが、西洋的な個人主義が入り込んだ事で、自分の身は自分で守る考え方に段々と変わって行きました。個人を大切にするが故に、教育も積極的に行われ個人の能力は飛躍的に伸びていきました。無個性に近かった江戸時代ま...
執筆者 西村 | 2024年12月04日 | 雑記帳
今から百年以上前にカール・マルクスが「資本論」と言う本を書き「共産党宣言」なして、共産主義が地球の半分くらいに広がりました。この共産主義の総括や如何に?と考えてみれば、簡単に言うと「貧乏を愛した人は貧乏になる」と言う事に尽きるのでは無いかと思います。マルクス主義の根本にあるのは「貧しさを正当化する」考えなのです。「私達が貧しいのは、私達から搾取している人達がいるからだ。奪っている人たちがいるから貧しいのだ。そして、いつも貧しい人は正しくて、豊かな人は悪いことをする。だから豊かな人達には暴力を使ってでも、革命を興してでも、引き摺り下さな...
執筆者 西村 | 2024年12月03日 | カウンセリング, 雑記帳
世の中にはたくさんの先生と言われる方がいらっしゃいます。お医者さん、弁護士さん、政治家、教師など色んなところに先生が居て、先生と言われる人達と接しない日が無いくらいです。先生には3種類あると言った方がいらっしゃいました。ヤマト・ユダヤ友好協会会長の赤塚貴仁氏です。彼は、「ティーチャーは知識を教える先生。メンターは優れた助言や支援を行う先生。生徒と同じところに立ち、行くべき方向を指し示すガイド役のような先生もいる。」と仰っております。確かに知識は教えてくれる、仕事として導いてくれるティーチャーは世の中に沢山いるけれど、メンターやガイドと...