四面楚歌

四面楚歌

四面楚歌(しめんそか)とは、「周囲がすべて敵や反対者ばかりで、助けがなく孤立無援の状態にあること」を指す四字熟語です。しかし、この言葉の由来を知っている方は少ないかも知れません。紀元前202年、項羽は「垓下の戦い」で、韓信の「十面埋伏の計」に敗れ、約十万の軍がどんどん減っていき、最後は親衛隊だけになったところで、「四面楚歌」といわれるように、項羽の故郷である楚の歌が聞こえてきます。実は、項羽を包囲した漢軍が歌っていただけなのですが、「楚も完全に陥落した」と思った項羽は「虞や虞や、汝を如何せん」と嘆きました。虞美人を敵の手に落とすわけに...
後悔の違い

後悔の違い

私たちは、過去の出来事や、失敗についてなどを後悔しては「ああ、過去に戻れたならなぁ」と思ってしまいます。しかし面白いことに、「やってしまった後悔」は、時間が経つと、段々と小さくなっていることに気が付きます。「昔、考え無しで、しでかしてしまった出来事を思い返しては、胸を掻きむしるくらい悶絶していたが、何十年経った今は、冷静に振り返ることが出来る。」そんな気持ちになった方々も、いらっしゃることでしょう。そう、「やってしまった後悔」は、ありがたいことに時間と共に薄れていきます。その逆に「やらなかった後悔」は、どんどんと大きくなっていくようで...
アドラーの考え方

アドラーの考え方

心理学者のアドラーはフロイトやユングと違い、「不幸な人や病人ばかりを研究しても、通常人や平均人など、普通の人以上の人には通用しないのではないか。」という考え方を持っていました。「今の心理学は、マイナスから出発し、何とかプラスマイナスゼロに戻そうとする心理学であるが、『病人を研究すれば、その理論が人類全体に通用する』ということはないのではないか。そうした病人や不幸な人の研究ばかりでなく、むしろ必要なことは、世の中で幸福に生きている人や、社会的に成功した人の研究をすることだ。『どうして、そうなったのか』ということを理解して、教えることがで...
コミュ障

コミュ障

「コミュ障」という言葉を、最近よく目にするようになりましたが、「コミュニケーション障害」とは違うようです。ネットスラングとしての「コミュ障」は、人見知りや会話への苦手意識を持つ方の性格や、人柄を指す俗語として広く使われています。医学的な「コミュニケーション障害」は、脳機能や発達の特性(自閉スペクトラム症など)に起因する、機能的な障害を指すようです。「コミュ障」によく見られる特徴としては、「初対面で緊張して言葉が詰まる、沈黙が続いてしまう。」「相手の話を聞かずに自分の話ばかりしてしまう、または言葉の裏にある意図に気づきにくい。」などがあ...
虫の知らせと共時性

虫の知らせと共時性

お坊さんが「夜、誰もいない真っ暗な本堂で人が歩く音が聞こえたり、チーンと鉦(かね)の音が聞こえたりする」という体験は、「よくあること」なのだそうです。お坊さんも慣れたもので、そうした不思議なことがあった翌日には、お葬式が入ったりするそうです。こうしたことも一種の「虫の知らせ」とも言えるでしょう。また、戦時中には「戦地に出向いているはずの子供や父親、兄弟などが、戦地で亡くなった同じ日の同じ時間あたりに、出征したところから帰ってきて『やぁ、ただいま』と言いながら、玄関を開けて戻ってきて歓談した。」というような夢を見て、「ああ、夢だったのか...