執筆者 西村 | 2025年10月15日 | カウンセリング
「人間は『人、物、金』のいずれかに執着し始めると人生が狂い始める」と云われていますが、皆様も思い当たるところがあるのではないでしょうか。特定の人が好きになり過ぎて、ストーカーの様な行為に走ってしまったり、物集めにハマってしまってお金をドンドンと注ぎ込んでしまったり、お金を稼ぐ為なら何でもする様になったりと、思い返してみると、色んなパターンで執着してしまった事がある事でしょう。この執着の恐ろしいところは「本人は、夢中になっているだけで、自分の行為を『執着』とは思っていない。」というところです。本人は至って当たり前の様に、いや寧ろ「自分の...
執筆者 西村 | 2025年10月14日 | 雑記帳
「絶体絶命の時に、退路を絶って戦いに臨む」これを『背水の陣』と言いますが、これは紀元前3世紀頃に中国・前漢初期に活躍した『韓信』が編み出した戦術と云われています。韓信は相手が『孫子の兵法』を勉強している事を逆手に取り、「川を背にして陣を敷くと、敵に攻められたら全滅する」ということで、相手が油断して攻めてくるだろうから、その油断を突く戦いを行いました。韓信は、自分の兵のうち2,000人を割いて、相手の後ろの方に回り込ませて、挟み撃ちにしました。油断していた敵軍は慌てふためき、前後どっちと戦ったら良いのか、どっちに逃げて良いか分からなくな...
執筆者 西村 | 2025年10月13日 | 雑記帳
佐藤一斎先生についてはブログに書かせていただくのは、これで2度目になるかと思います。彼は幕末に生まれた儒学者で、今の東大の基となった昌平黌(昌平坂学問所)の教授であり、各諸大名や江戸に留学に来ていた諸藩の優秀な武士などに、朱子学や陽明学を教えていました。その門弟は3,000人とも6,000人とも云われ、彼の弟子、孫弟子、ひ孫弟子には、佐久間象山、横井小楠、吉田松陰、勝海舟、坂本龍馬、橋本左内、久坂玄瑞、木戸孝允、高杉晋作、伊藤博文、井上馨、山縣有朋など、錚々たる明治の志士達が名を連ねています。また、明治維新の二大書籍として、福沢諭吉の...
執筆者 西村 | 2025年10月12日 | 雑記帳
「お金持ちから、お金を取って、お金のないところにバラ撒けば、平均的にそこそこ裕福になって良いじゃない。」と言うような感じで、考えている方が、日本には結構多いようです。これは一種の社会主義的考え方であり、国家が累進課税を強化していくことは、社会主義の強化に他なりません。「社会保障と税の一体化」と言うと、非常に良いことのように聞こえ「社会福祉と一体化して、老後の面倒を全て見てくれるなら、いくらでもお金持ちからお金を取っても良い。」という感じにも聞こえてしまいます。しかし、日本ではビル・ゲイツのような大富豪が出ない状態でありながら、そこまで...
執筆者 西村 | 2025年10月11日 | 本当の終活
映画でも小説でも「この世の地獄を味合わせてやる!」なんてセリフがありますが、実際に地獄ってどんな所でしょうか?毎日痛みを伴う苦痛地獄のようなところもあれば、怖い人から追いかけ回されて逃げる恐怖地獄、お金も食べ物もなくて段々と衰えていく餓鬼地獄…あまり想像したく無いですが、この世にも地獄のような環境は存在するのかも知れません。生きているうちは、こうした地獄を味合わなかったけれど、あの世に行ってから体験する人もいます。いつも他人から、何かを奪ってやろうと考えている人は、きっと餓鬼地獄に落ちるでしょう。「自分が欲しいと思う、お金や家や地位や...