執筆者 西村 | 2025年03月11日 | 雑記帳
数学においては、まず基本的に数字がなくては成り立たないでしょう。英語においては、アルファベットがないと単語が作れなくて、単語がないと文章が成り立ちません。魂や神の存在は、学問における数字やアルファベットに当たるものだと、ギリシャの哲学者達は考えていたようです。特にソクラテス、プラトン、アリストテレスは哲学の根源的なるものに、イデア(魂)や神をおいていました。アルファベットで単語が出来て、単語を組み合わせて文章を作る。同じく、複数の数字を組み合わせる事で、一定の数字ができ、それを足したり引いたり、掛けたり割ったりする事で、様々な高度な数...
執筆者 西村 | 2025年03月10日 | 雑記帳
ユングもフロイトと同じように「夢の解釈」をするのですが、彼の業績は「広大無辺な無意識の世界を開拓した」と言うところにあるのではないでしょうか。彼は幽体離脱体験をして「宇宙即我」の悟りを得たようです。ユングは、一種の新興宗教的な雰囲気を漂わせながらも、キリスト教では新宗教をつくれないので、その代わりに「心理学」と言う学問で、「キリスト的新宗教」を世の中に問うたのではないかと思われます。また彼は、人類が共有する「元型」的な無意識のようなものについて、「元型論」と言う書籍の中で説いています。「元型」とは、今風で言えば「アカシックレコード」の...
執筆者 西村 | 2025年03月09日 | 雑記帳
心理学において三巨頭と言われているのが「フロイト」と「ユング」と「アドラー」です。アドラーについては以前、書かせていただいたことがありますので、今日は「フロイト」ついて、思うところを書かせていただきます。フロイトは著書「夢判断」あたりから後「幼少期の幼児性欲が、色々と人生に影響する」と言うような考え方をし「幼児の時における色々なコンプレックスのようなものが、成人してからも人生航路に影響を与える」と考えました。この為「幼少時に出来たトラウマ(精神的外傷)のようなものが何かないか」と言うことを調べていきます。そして「原因を追求し、原因が分...
執筆者 西村 | 2025年03月08日 | 雑記帳
現代の学問の基礎を作ったのはアリストテレスとされていますが、その師匠プラトンの、そのまた師匠がソクラテスです。そのソクラテスは、「学問の始まりは対話篇から始まる」としております。プラトンが書いた記述を見れば分かるように「真理を発見して行く過程は、対話からなされている」ということです。ある人が疑問に思ったこと、不思議だと感じた事柄を、対話して行く中で、一つ一つ解きほぐし、まるで筍の皮を一枚一枚剥がして行くような感じで、真理の核を見つける感じなのでしょう。「何のために学問をしているのか?」と現代の学者がソクラテスに問われたら、どう答えるで...
執筆者 西村 | 2025年03月07日 | 老化
「悪いとこ みんな老化と 医者は言い」お年寄りの不具合は、殆どが老化が原因か、老化がらみと言われています。ですから、今更お医者にかかって薬を飲んだみたところで、若返らせることは不可能ですから、根本的にはどうなるものでもありません。しかし、治りたい一心で治そうと思ってやってきた医者のところで「歳のせい」などと言われたら、患者はがっくりと来ることでしょう。また、医療側もお年寄りは大事な「飯の種」ですから、喉元まで出かかった言葉でも、グッと飲み込みます。更に、老化にも最もらしい病名をつけて、発達した医療に頼れば何とかなるように煽り、期待を持...