貧病争

貧病争

貧病争(ひんびょうそう)とは「貧しさ、病気、争い」を指し、人生における苦しみの三大要素を言い表します。「貧しさは、心も貧しくする」と欧米では言われておりますが、明治維新後に日本を訪れた外国人は皆、日本人の笑顔の多さに驚いたそうです。当時は1日3食もままならない暮らしをしていた日本人でしたが、誰にも親切で、笑顔を絶やさずいつもニコニコしていたので、彼らはとてもビックリしたそうです。貧しいが故に当然、病気に罹ることも多く、お医者さんにさえ診てもらえず、平均寿命は44歳前後と言われております。そんな暮らし振りですから、明日の事を思い悩んだら...
猿の捕まえ方

猿の捕まえ方

アフリカのある国では、ヤシの実をくり抜いて、その中に猿が好きなエサを入れて、それを木にくくりつけて、猿を捕まえる方法があるそうです。猿は餌の匂いを嗅ぎつけ、ヤシの実の中に手を突っ込みます。そのヤシの実には、猿が手を入れるのにちょうど良い大きさの穴が開いているので、猿は機嫌よく手を中まで入れます。そしてエサを掴み、取り出そうとしますが、エサが邪魔で手が抜けません。そこに人間がやって来て猿を捕まえます。「いやいや、猿がエサを離して手を抜けば逃げられるじゃん」と思いますが、猿はせっかく掴んだエサが何としても欲しいので、エサを握った手が引っ掛...
出世

出世

出世する人の特徴を経験から集めてみました。他人を裁かない。協調の努力を怠らない。謙虚である。穏やかである。自己中心的にならない。感情のまま怒らない。過ぎた褒め言葉を言わない。仕事面において異性にも公平である。コネを使い過ぎない。勉強を毎日している。以上全て当てはまる人は、既に出世街道をまっしぐらに進んでいる事でしょう。もし、そうでない方がいらっしゃったら、健康面で不安や生活面での不摂生が、出世を遅らせているのだと思われます。人生は長いようで短いので、目指すべき人格をしっかりと頭に入れて、日々努力精進することが、自分の人生をより幸せにし...
武器

武器

若い方々には世の中で生きていく為に「人生を切り開いて行く武器」が必要です。それは語学であったり、知識であったり、芸術的才能であったりと人それぞれでしょうが、この武器は自分で努力して育てて行かなければ直ぐに使えないモノになってしまいます。かと言っても、その武器だけでは長い間ずっと人のお役に立てる人にはなれないようです。中年になって来たら、チームとしての成果や実績が問われる様になり「その人がいると仕事がし易いかどうか」が評価の基準となってきます。つまり個人的な能力よりも「組織をまとめる力」マネージメント能力を求められるようになります。人は...
嫌われる勇気

嫌われる勇気

「嫌われる勇気」と言うアドラーの著者が一頃とても話題になりました。もちろん私も読ませていただきました。しかしながら「どこかしっくり来ない」そんな気がした事を今でも覚えております。名著とは思いますが「きっと誤解する人が出てくるだろうな」と思いました。案の定、著書の表面だけの言葉を捉えて「嫌われてもいいんだ」「自分の個性を伸ばすことが大切なんだ」と捉える風潮が広まった時期もありました。「世界に一つだけの花」と言う歌も流行りましたが、花はきっと他の花々を意識してはいないでしょう。ただ「自分は美しく花を咲かせよう」そんな思いで、見事に花を咲か...
減点

減点

他人に対する評価の仕方に「減点方式」「加点方式」がありますが、これは異性に対する見方もにも表れてくるようです。「いつもは優しい彼がこんな事をしたから幻滅した」「好きな人が、普段なら絶対にしない事を私にしてくれて嬉しかった」前者が減点式、後者が加点式な見方ですが、やはり加点式の方が、どちらかと言うと幸せな気持ちになり易いようです。異性に対してばかりでなく、多くの人に対して「彼にはこんな良いところがあったのか」とか「結果は未だ出ていないけれど、彼女の努力精進する姿は評価に値する」とかのプラス的な見方は、相手に対しては勿論のこと、自分にとっ...