執筆者 西村 | 2025年04月15日 | 雑記帳
「一流大学を出ました。一流会社に勤めています」と言う、他の人より優れた人であるならば、より多くの責任や、多くの人たちのリスクを引き受けて行くだけの根性も努力も必要だと、私は思います。また、自分が物事を良く知っているのならば、それを分かりやすく人に教えてあげる努力もすべきだと思います。しかし実際には「よく勉強した人の言っていること」が分からないことが、多いのも事実です。特に大学の学者とか、エリート会社員や何処かの官僚だとか言う人たちの中には、「自分は賢いから、分からない学生の方がバカなのだ」とか「分からない一般庶民の方がバカだ」とか、思...
執筆者 西村 | 2025年04月14日 | 雑記帳
昭和天皇が御結婚される時に、婚約されていた方の家系に、色盲の遺伝があって、それが問題になったと聞いた事があります。「生まれた男の子に色盲が出てしまった場合、軍の指揮官でもある天皇に視覚障害あっては困る」と言うことだったらしいのですが、周りの人達が御結婚を反対する中、昭和天皇は「一旦決めたことを、そんな事を理由に反故にするわけにはいかない。」と言うことで御結婚されたそうです。天皇家の様な血筋を守らなければいけない家庭事情であっても、そうであるのだから、出生前診断の様なことで「遺伝的選別を重ねていく」と言うのは「人間の品種改良」のような感...
執筆者 西村 | 2025年04月13日 | 雑記帳
男性、女性の性差別に加えて、LGBTQの問題が出て来て来ていますが、障碍者と健常者の差別も同じ様なところがあります。例えば「国の大臣の3割は、目が見えない人か、耳の聞こえない人か、口が聞けない人にすべきだ」とか言う感じで「ハンディを無くす」と言う運動になって行くのであれば、それはちょっと違う感じがするかと思います。同じ様に「女性が認められる世の中になる」と言う意味と、「個人に対する同情」や「社会全体が上手く機能する様な人の配剤は、どうあるべきか」と言うことは別のような気がします。男女問題やLGBTQの問題でも、平等を声高に叫んで「全部...
執筆者 西村 | 2025年04月12日 | 雑記帳
目の見えない方にとって、この世の全てが「見えない世界」だから、目が見える人達が「この世」だと思っている世界以外も、感じ取れている事があり得ると、ある盲目の方は仰ってました。むしろ「この世が見える」と言うことが、ある意味でのサングラスになってしまって、眼を通してでないと物事が考えられない、見えない人になってしまっているのかも知れません。この世が見えない反面、全身と言うか、「魂全体で自分達を取り巻いている世界が見える。感じ取れる。」と言う事なのでしょう。その盲目の方は「どう言う思いを持ったものが自分に近寄って来ているのかが分かる。相手の思...
執筆者 西村 | 2025年04月11日 | 雑記帳
目の見えない方にとっては、「この世は真っ暗闇にしか見えないのか」と言うとそうでもない様です。視力を小さい頃に失ったあんまマッサージをやっている方に、お話を聞いたところ、「手で触っただけで、その人の疲れや精神的な悩み、その人が背負っておられる重荷、人生の苦労などを指先から感じることができる」と仰っていました。「その能力は、あなただから特別持っているのではないですか?」とお聞きしたところ「これは私に与えられた超能力ではないと思います。ある器官が未発達の場合、別の器官が代替として発達してくることはよく知られています。人の身体を触っただけで名...
執筆者 西村 | 2025年04月10日 | 雑記帳
イギリスからメイフラワー号に乗って、アメリカに渡った清教徒たちは、神の子としての使命に燃えて、理想社会を創ろうと建国しました。その甲斐あって、身分や家柄に関係なく、丸太小屋暮らしからでも、リンカーンの様な大統領にまでなる民主主義が確立されました。民主主義は本来、一人ひとりが持っている才能やエネルギーと言ったものを、最大限に開花させると言う素晴らしい面を持っているので「繁栄主義」という言葉で言い換える人もいるくらいです。しかし、繁栄というのは単に自分だけの繁栄というか、利己主義で叶った繁栄ではいけないのであって、神の目から見て「神の栄光...