執筆者 西村 | 2024年06月06日 | 雑記帳
合気道と言う武術がありますが、こちらは植草盛平氏が創り広めました。その植草氏が敵わなかった方が武田惣角氏だそうです。武田氏は大東流合気と言う柔術の達人で、甲斐武田氏から会津藩に極秘裏に伝わった武術を「大東流合気」を習得しました。彼は明治時代に天才武術家として活躍し、大東流合気を放浪しながら広めたという事です。彼は作家の津本陽の「鬼の冠」と言う作品でも紹介されています。身長は150センチメートル足らずだけれど、どんな巨体の猛者でも一瞬に投げ飛ばしてしまう方だったそうです。彼の師匠は会津藩の家老「西郷頼母」で、明治三十年頃に彼に大東流合気...
執筆者 西村 | 2024年06月04日 | 自分史, 雑記帳
心理学は大きく分けて3つに分類されるそうです。一つはフロイトなどの「精神分析」二つ目はジョン・ワトソンなどの「行動主義心理学」三つ目がマズローの「人間性心理学」です。マズローと聞くと「欲求5段階説」を思い浮かべる方も多いかと思いますが、私は「ピークエクスペリエンス(至高体験)」が先ず先に浮かんで来ます。至高体験と言うと何となく難しい感じがしますが、最近良くアスリートの中で使われる「ゾーンに入る」的な感じで捉えてもらって良いのではないかと勝手に私は思っています。自分自身を超えた自己超越。自分ではない覚醒した自分。自然の中に溶け込み、自分...
執筆者 西村 | 2024年06月03日 | 雑記帳
「かくすれば かくなるものと知りながら やむにやまれぬ大和魂」皆様もご存知の吉田松蔭先生の句ですが、辞世の句の方が有名かも知れませんね。「身はたとひ 武蔵の野辺に朽ちぬとも 留め置かまし大和魂」どちらにも大和魂が出て来ています。彼にとっての大和魂とは何を指すのか?ここについては、それぞれの人によって解釈が事なってきます。ある研究者は、そのままに捉えて「日本を敬う心のことだ」と言いますし、ある方は「松蔭自身の誇りだ」と言う方もおります。私はどちらでも構わないと思いますが、吉田松陰=大和魂と考える方がしっくりと来ます。つまり「吉田松蔭なる...
執筆者 西村 | 2024年05月31日 | 自分史, 雑記帳
「みる」にも色々な漢字があります。見る。観る。診る。視る。看る。覧る…などそれぞれ意味が異なって来るから「日本語は難しい」と外国の人には思われてしまうのでしょう。多くの漢字には「目」の漢字が入っていますが「診る」だけには入っていません。「診る」は目でみていないからだと言われております。「心眼でみること」を「診る」と表現していたと思われます。それでは「心眼」とはなんぞや、と言うことになりますが、心の眼と言うことなので感情、感性と言う様に思われるかと思います。確かにそう言うところもあるかと思いますが、もっと深い意味があると私は師匠から教え...
執筆者 西村 | 2024年05月30日 | 雑記帳
「奇跡のリンゴ」の木村さんのお話は色々な示唆を与えてくれます。彼の言動から彼を変人扱いする人達もいる様ですが、彼の信念の強さは並大抵ではないと感じます。りんご農家でありながら、りんごでの収入が8年間もなかったら、りんご農家であることを諦めてしまうことでしょう。もしかしたら私なら、途中で農薬を使う普通農法に切り替えてしまうかも知れません。彼のりんごの自然農法は勿論素晴らしい偉業ですが、それ以上に彼の優れたところは「信念の持続」だと私は思っております。彼のリンゴの育て方は科学的ではないかもしれません。化学肥料も農薬も使わないのですから、科...
執筆者 西村 | 2024年05月27日 | 雑記帳
松竹梅とは「歳寒三友」とも言われ、冬でも青い竹、冬に花を咲かせる梅、冬でも緑を保つ松が不老長寿の象徴とされています。その中でも松は生命力が強く、荒地にも根をしっかりとおろす為、防風林などして植えられてきました。東日本大地震で残った「奇跡の一本松」は有名なお話しですね。その為、松は魔除けとかにも使われて、正月には門松を供える様になりました。苗字や名前に松の字が入る方が多いのも、その現れと言われております。松は「待つ」にも通じ「努力精進し根を繁茂させ、じっとその結果を待つ」と言う意味も含まれていると聞きます。日本語の素晴らしさは漢字よりも...