仕事と遊び

仕事と遊び

上司や社長は「仕事は遊びじゃない」と言うけれど、「じゃあどう違うのか?」ちゃんと教えて欲しいものです。(笑)仕事は出来れば出来るほど楽しくなってきますが、遊びはやればやるほど飽きてきます。仕事は、世の中に必要なものほど、一生懸命に智慧を使ってやればやるほど、周りの人に喜ばれ、お金という対価や、感謝の言葉をもらう事が出来ます。だから仕事が出来れば出来るほど、仕事が楽しくなってきます。「そんなに仕事ばかりして楽しいですか?」と後輩や部下達に訊かれても「楽しいから仕事を辞められない」と言う答えを返せるようになったら、その人は仕事人間と言うよ...
頭の良さ

頭の良さ

「頭の良さ」にも2種類があるようです。一つは「地頭の良さ」。これは学生時代における、「習得率の良さ」とも言い換えても良いかも知れません。「どれだけ教えられた事を記憶しているか」が試される学生の時代は「記憶すると言う地頭の良さ」が求められていると思います。世間的には、「そうした地頭が良い方が学校を卒業したら、専門職に就いてきっと精進し続けて、一角の人物になるのだろう」と予想するから、大切にされるのでしょう。しかし、学生時代の時には「記憶することは苦手」だったけれど、学校を卒業してから色んなことに興味関心を持ち、貪欲に学んだり経験した人は...
四書五経

四書五経

「四書五経」とは、儒教において重要な経典として尊重された書物の事を指します。四書とは,『大学』『論語』『孟子』『中庸』。五経とは『易経』『詩経』『書経』『礼記』『春秋』の事を言います。儒学の中心は、はじめは五経だけでしたが、宋代の朱子学が「四書を基本におき、五経も学ぶべき」と言い始め、「四書五経」となり役人や教育に関連する仕事をする人達の学ぶべき書籍となりました。儒学を学んだの中には賢人偉人も多く輩出され、安井息軒、中江藤樹、貝原益軒、林羅山、伊藤仁斎、荻生徂徠、渋沢栄一など、そうそうたる顔ぶれが日本人儒学者におります。しかしながら残...
虚構と洗脳

虚構と洗脳

「私達はネットの中での作られた情報に、正邪も分からずに洗脳されている」と言われたら、あなたはどの様に思うでしょうか。「YouTuberのあの人がそう言っているから」「フォロワー数が何百万人もいる人が喋っていることだから」と無防備に信じすぎているとすれば、仮にフィクションの世界であっても「現実」と認識してしまうのでないでしょうか。いや彼らが言っているから現実であり、正義であると思い込んでしまっているのかも知れません。この洗脳を解く技術を、私達は忘れ去ってしまったのでしょう。「真実を見抜く力」が必要ですし「言い切る勇気」も要るし、最後は「...
日本の未来

日本の未来

ここのところ、お話ししていても「日本の未来はどうなるのでしょう。不安で仕方がありません。」と言う声をよく聞きます。国は多額の借金をし、政治家は自分の保身しか考えず、物価は上がるけれど給料は上がらない。「こんな世の中では、お先が真っ暗。」と思っているのは、大人だけではないでしょう。子供達も「一生懸命勉強して大企業に入っても、定年を迎える頃には年金制度も破綻している。」と想像したら、勉強するのも馬鹿らしくなって来るのは分かる気がしないでもありません。こんな時に「新しい未来の日本」を提示することが出来るかどうかが、日本の大人達に試されていま...
仁

孔子様が「論語」や「大学」あるいは「礼記」で語りたかった中心が何であるかと問われたならば、きっと「仁」であるとお答えになるのかと私は思っております。仁とはつまり「人をいたわる心」であり「慈愛の心を持って生きよ」という事なのでしょう。孔子様の色々な教えはありますが、「どうやったら小さな家庭の幸福がなせるのか」から「社会のまとまり」「国家の統一」「秩序の安定」「平和と人々の繁栄がどうしたらやって来るのか」を論理的に作り上げていった思想だと思われます。個人的には「仁の思想」を持ちながらも、君主であれば「理想的な天子でなければならない」という...