執筆者 西村 | 2025年05月02日 | 雑記帳
「自分も天才だったらどんなに良かったろう」と思うことは、多々ありました。しかし、学問や芸術、芸能の世界でも、スポーツの世界でも、天才の呼ばれる人はほんの一握り。だからこそ、羨ましがられし、称賛もされるのでしょう。でも、そんな彼らでも悩みはある筈です。ある将棋界で天才と持て囃された方が、テレビに出演された時、司会者から「とある国の政治指導者」について質問されました。「〇〇さんのことについて、どう思われますか?」という質問に、彼は「〇〇さんって、何をされている方ですか?」と答えたところ、その場にいた出演者が皆んな固まったというお話がありま...
執筆者 西村 | 2025年05月01日 | 雑記帳
勉強が出来て、素晴らしい大学に入って、立派な成績を残して、弁護士やお医者さんになったりしても、人の人情の機微、つまりは「人の気持ち」が分からないと、本当の意味で「仕事が出来る」とは言えないかも知れないと思うことがあります。例えば、司法試験は一昔前前なら2〜3%の合格率に行くか行かないかだったので(今は40%を超えているようです)司法浪人が何千人もいて、毎日法律ばかりの勉強をして、テレビも新聞も見ず、人付き合いも極力減らして司法試験を受けていたようです。そうして、ようやく司法試験に合格して、裁判官や検事、弁護士になるのですけれど、その中...
執筆者 西村 | 2025年04月28日 | 雑記帳
私も前職では新卒者から中途採用まで、年間200名近くの面接を長い間やってきました。そこで気づいたことは「プライドを持つのは大切なことだけれど、学歴や肩書や年収では人間性は測れない」と言うことです。有名国立大学や超難関大学を卒業したからと言って、面接官を馬鹿にした態度をあからさまに取る人もいたり、自分の華やかな家系のことを自慢げに披露する人もいましたが、大抵は忍耐力の無い、自己中の方が多かった様に覚えています。特に超有名大学を卒業したばかりの人は、扱い辛い人が結構な数いました。そりゃあそうでしょう。大学では一番上の先輩として威張って来た...
執筆者 西村 | 2025年04月27日 | 雑記帳
「私はこうして成功した」「私はこれで、お金持ちになった」「私はある時、神から言葉を受けたから、こうして皆んなに説法している」と言っている方々がいらっしゃいます。しかしながら、本当の意味で「悟っているのか?」と問われたら、甚だ怪しいと思われます。「自分を大きくする者ほど小さき人であり、自分を小さき者と思う人ほど大きな人物である」と聖書にも書かれている通り、心狭き小人ほど自分を大きく見せたがるものです。「自分にとって、本当に大切なものは何なのか?」を暗闇の中で探している状態が私達あるならば、一本の蝋燭の火が灯っているだけでも「本当に大切な...
執筆者 西村 | 2025年04月25日 | 雑記帳
お金持ちになること、豪邸に住みたいと思うこと、カッコいい車に乗りたいと願うこと、それはそれで目標になることではありますが、それが「人生の目標」となると、何だか寂しく感じるのは私だけでしょうか。大切な一生の命を使って、ただただお金を自分の元に集めることが使命だなんて生き方が、もろ手で「素晴らしい!」と称賛に値するとは何故か思えません。また豪邸に住んだから、高級車に乗っているから、その人が尊敬に値する人であるとも限りません。何故なら、そう言った物欲だけを人生の目標とする方は、「欲が止めどなく進化していく」からです。つまりは、欲が欲を生み、...
執筆者 西村 | 2025年04月23日 | 雑記帳
鈍感力は若いうちは「そんなの必要あるか」と言う感じですが、段々と歳を取ってくると、その重要性が身に染みて分かって来ます。会社が大きくなればなるほど、色々と失敗が出て来ます。そうなると周りの人達は、情け容赦なく攻撃してきます。こういう時に「もつか、もたないか」が胆力の問題になってきます。正直いって、社長が全ての製品や商品に責任を持てるわけがありません。「何処でどんな風に作っているのか」「どこでどんなミスがあったのか」など分かるはずもないけれど、それで「亡くなった人が出た」「病気や事故が起きた」となれば、黙って辞めるのはトップの仕事である...