人を使う

人を使う

「人を使う」という言葉は余り良い響きではありません。しかしリーダーになると、日々人に対して指示をしなければならない場合が多いことでしょう。充分な経験と仕事能力の高さでリーダーとなった方は、部下達に対して的確な指示が行えるでしょうが、そうで無いリーダーの場合は、下のもの達が苦労する事になります。全てにおいて台本や原稿を用意するような人や、自分ならそう言った場合どうするのかが頭に浮かんでこない人が人の上に立った場合、悲惨なのは部下達だけではありません。リーダーになった自分自身も、自分で壊して行くことになります。やはり自分自身をよく育て上げ...
演技

演技

「他人なんか簡単に騙せる」と豪語する人達が意外と多いようなのでビックリです。そうした気持ちを暴露はしないけれど、そう思って生きている人達は、有名人や著名人に多いのも確かなようです。また彼らは演技も言い訳も上手です。「どうせ表面的な所しか見てないから、この演技でイチコロよ」なんて感じで、皆さまも騙されているかも知れません。有名人、著名人は画面などを通して見る事が多いですが、良い人相(心から滲み出て来る言葉や表情、仕草など)の方は、ひと昔よりも本当に少なくなった気がします。それだけ簡単に誰でも直ぐに有名になれる時代になったのかも知れません...
信頼

信頼

信用と信頼について調べると大まか次のような感じで書かれています。信用は今までの実績や経験に対して生まれて来るもの。信頼はその人自身の人格に対する評価で生まれて来るもの。言ってみれば「信用は人格に関係なく、信頼は人格に関係する」と言うことなのでしょう。銀行はその経営者の人格よりも、過去の実績などに対して評価をしてお金を貸してくれるけれど、他人はその人の実績や経験もさる事ながら、それ以上にその人の「人となり」を観て信頼していると言うことなのでしょう。そうなると教育段階論的には、まずは信用されるような実績を積むことが必要となるという事でしょ...
頭がいい

頭がいい

世の中には「この人の記憶力すごいなぁ!」と言うぐらい何でも覚えている方がおります。きっと頭が良いのだろうと思いますが、意外と本人たちは苦労している場合があります。とかく「記憶力の良さ=頭がいい」とされる現代では、勉強が出来る人が頭がいいと言われるようです。でも本当のところ、記憶力が良いだけでは出世は出来ないし、仕事が出来るようにはなりません。それ故に頭が良いと言われて来た彼らからすると、世間的な評価と自分自身に対する自信のギャップに悩んでしまいます。本当に頭のいい人と言うのは「相手の心が推測出来る人」だと私は思っております。その推測の...
ヒヨッコ

ヒヨッコ

春になると多くの学校や会社や組織にヒヨッコ達が出てきます。よちよちしていて危なっかしい感じがするので、目を離せられません。しかし本人は一生懸命歩いているつもりなので、あまり迂闊に口や手を出すと、逆に彼らに疎まれてしまいます。ひっきりなしに沢山の人から、沢山のことを言われるので、ほぼ毎日頭の中はパニック状態です。だから「あの時言ったよね」とか「そんな事も覚えてないの」の言葉は、ヒヨッコ達のやる気をいっぺんに無くさせてしまいます。仕事を頼む時にはメモにして渡して、彼等に仕事内容をしっかりと把握しているかどうかを喋らせて確認させることを行な...
作法

作法

何事にも「作法」は存在します。製造現場においても、人間関係においても、生活様式においても様々な作法があり、それらを習得した方々が「仕事が出来る」「しっかりとしている」「真面目にみえる」と言われます。それぞれにおける作法は、その置かれた立場が変われば、全く関係性が無くなるものなのでしょうか?私は少なくても日本における作法には共通点が存在するように思えます。しかし日本では作法を伝授する時に、教え子たちに事細かに教えることは少ないようです。謂わゆる「見て学べ!」と言うことでしょう。また日本の作法は効率と言うよりは丁寧さを重視しております。欧...