執筆者 西村 | 2023年12月10日 | カウンセリング, 雑記帳
若い方々には世の中で生きていく為に「人生を切り開いて行く武器」が必要です。それは語学であったり、知識であったり、芸術的才能であったりと人それぞれでしょうが、この武器は自分で努力して育てて行かなければ直ぐに使えないモノになってしまいます。かと言っても、その武器だけでは長い間ずっと人のお役に立てる人にはなれないようです。中年になって来たら、チームとしての成果や実績が問われる様になり「その人がいると仕事がし易いかどうか」が評価の基準となってきます。つまり個人的な能力よりも「組織をまとめる力」マネージメント能力を求められるようになります。人は...
執筆者 西村 | 2023年12月09日 | カウンセリング, 雑記帳
「嫌われる勇気」と言うアドラーの著者が一頃とても話題になりました。もちろん私も読ませていただきました。しかしながら「どこかしっくり来ない」そんな気がした事を今でも覚えております。名著とは思いますが「きっと誤解する人が出てくるだろうな」と思いました。案の定、著書の表面だけの言葉を捉えて「嫌われてもいいんだ」「自分の個性を伸ばすことが大切なんだ」と捉える風潮が広まった時期もありました。「世界に一つだけの花」と言う歌も流行りましたが、花はきっと他の花々を意識してはいないでしょう。ただ「自分は美しく花を咲かせよう」そんな思いで、見事に花を咲か...
執筆者 西村 | 2023年12月07日 | カウンセリング, 雑記帳
あなたの前に現れた人が「あなたに10,000円を差し上げます」と言って、しわくちゃの一万円札を渡して来たら、あなたは断りますか?中には色々と怪しんだりして、受け取りを断る人もいるでしょうが、大抵は喜んで受け取ることでしょう。では、その一万円札がビショビショに濡れていたらどうでしょう?それでもきっと受け取ることでしょう。何故なら、しわくちゃだろうが、濡れていようが、そのお札の一万円という価値は変わらないから。私たち人間も、例え歳を取ってシワシワになり、美しくなくなったとしても、汚れた格好をしていたとしても、その人の中身の価値は何ら変わら...
執筆者 西村 | 2023年12月05日 | 自分史, 雑記帳
私のように歳をとってくると「自分のやり方」が固まってきて、なかなか融通が効かなくなってくるようです。自分のやり方にこだわるのは「自己満足のためなのか」「他人の智慧を拒否しているだけなのか」を、しっかりと自分自身で見極める事が大事であることを学びました。時代は絶えず進化しているのに、自分だけが進化せずに、今のままで止まっていては化石化してしまいます。周りの人達の智慧を借りなければ、独りよがりの自己満足でしか無いことも、辛い目にあって漸く理解できました。だからこそ自分のやり方にこだわる時には、「自己満足か?他人を拒否しているだけか?」と言...
執筆者 西村 | 2023年12月04日 | カウンセリング, 雑記帳
自分の努力精進で道を切り拓いて方々には、武勇伝がつきものです。それは多くの人を勇気づけてくれるし、一つの悟りでもあると私は思っております。しかし、あまりにも過去の武勇伝ばかりを自慢し、前を向いて歩いて行かない人達を見ると悲しくもなってしまいます。私達は「今」この瞬間を生きています。過去に生きている訳でも、未来を生きている訳でもありません。過去は過去で過ぎ去ってしまった時間ですし、未来はまだどうなるか分からない時間です。沢山の武勇伝を持っていたとしても、未来の扉を開く為には、勇気を持って前を向いて自分の力で押し開けるしかありません。何故...
執筆者 西村 | 2023年12月01日 | カウンセリング, 雑記帳
不修多羅(ふしだら)と読みますが、若い人ですと聞きなれない言葉かと思います。意味としては「品行方正でないさま。」言い換えてみれば「だらしがない。ケジメがない。ルールが守れない。」と言ったところでしょうか。ですので余り良い言葉では使われませんので、陰で「あの人ふしだらだね」と言われたら人間として低評価されたと言っても良いでしょう。しかしながら現代では「ふしだらな人」が増えているのも事実です。それは男女の関係ばかりでなく、会社とかの組織内においても言える事ではないでしょうか。あちこちにオベッカを使いゴマをする人。言っている事とやっている事...