執筆者 orior | 2025年09月18日 | 雑記帳
1900年代に活躍したジョージ・オーウェルの著作に「アニマル・ファーム(動物農場)」という作品があります。農場で人間に飼われている動物たちが反乱を起こす物語です。その小説で鶏は「私達雌鶏は、本当は雛を育てたいのに、毎日卵を産まされて、栄養価が高いので人間に食べられている。それだけの犠牲を払っているのに、人間は卵を産まない。けしからん!」というような事を言います。また牛は「私達牝牛は牧草を食べたり水を飲んだりして、毎日ミルクを出している。それを牛乳として飲んだり、チーズやバターに加工したりして、人間の役に立っている。しかし、人間は搾取す...
執筆者 orior | 2025年09月16日 | 雑記帳
最近「人間学」という言葉をよく見るようになりました。「人間学とは、人間とは何か?を様々な角度から探求する学問」という定義がなされていますが、「届きそうで届かない」もどかしさを感じる学問のような気がします。人間の外見を科学的アプローチから観れば「医学」になるでしょうし、思想や考え方など心的面から観察すれば「心理学」や「哲学」にもなっていくでしょう。「人間の外見にソックリなロボットは人間であると言えるのか?」と言うようなテーマの映画もありましたが、果たして映画の結論の様に「感情のある無し」で人間かどうかを判断できるのでしょうか?人間そっく...
執筆者 orior | 2025年09月15日 | 雑記帳
キリスト教が、世界宗教となる転換点が3回あったとされています。1回目はパウロによる伝道です。キリスト教を迫害していたパウロ(サウロ)か回心したことで、キリスト教の伝道が大きく動きました。2回目はアウレリウス・アウグスチヌス(聖アウグスチヌス)の登場でしょう。彼は「神の国」という大著を残し、古代キリスト教において、最大の影響を及ぼしたと言われています。3回目はイタリアのトマス・アキナスが挙げられます。彼は哲学者でもあった為、「哲学大全」や「神学大全」を著し、スコラ哲学を大成させました。彼らによって、キリスト教は哲学と結びつき、「教育によ...
執筆者 orior | 2025年09月14日 | 雑記帳
第二次世界大戦におけるドイツに対して、ユダヤ人政治哲学者のハンナ・アーレントは「全体主義」「帝国主義」「権威主義」国家という危険的な体制が存在することを指摘しました。また、戦後裁判によるドイツのアイヒマン(列車に大勢のユダヤ人を乗せて、ポーランドのガス室収容所に送った責任者)に対して、「悪の凡庸さ」という言葉を使い、同胞であるユダヤ人から多くの批判を受けました。彼女は「アイヒマンは特別な悪人ではない。役場の職員を連れてこようと、市会議員を連れて来ようと、国家公務員を連れて来ようと、アイヒマンの立場に立ったら、全員同じことをするだろう。...
執筆者 orior | 2025年09月13日 | 雑記帳
最近、YouTubeでも「古神道の復興」のような流れが加速されて来た感じがします。古神道と調べると、「仏教や儒教などの外来思想が日本に伝わる以前の、日本固有の神道の信仰や儀礼を指す」と出てきます。特徴としては「特定の教祖や教団組織を持たない」「自然崇拝や祖先信仰を基盤とし、地域や血縁共同体を中心とする」ことがあげられます。故安倍晋三氏も「古神道の復興」に傾倒していたと言われています。同じようなことが第二次世界大戦時におけるドイツにも起きていました。ヒトラーにおける「ドイルド教の復興」です。ドイルド教は、古代ヨーロッパ西部やイギリスに定...
執筆者 orior | 2025年09月12日 | 雑記帳
法が治る国家を「法治国家」と言うように、一人の独裁者あるいは幹部層の人間だけで治められている国を「人治国家」と言います。「この近現代の中で、そんな非民主義的な国家があるの?」と言われそうですが、日本の近くにも複数国が存在しています。人治国家は、法治国家の皮を被りながらも、その実は独裁者の感情で、その国体をコロコロと変えて行きます。また人治国家には「表現の自由」「信仰の自由」が法律に明記されていても、無視される傾向にあります。つまり、現体制に対して批判的な人間は粛清されることになります。従って人治国家は「恐怖国家」になりやすいと言えます...