雲心月性

雲心月性

雲心月性(うんしんげっせい)「地位や名誉や損得に拘らず、雲や月のような清らかな心の持ちよう」の事を指す言葉です。普段は純粋な思いで生活していても、この世的な雑事と欲望に触れて、自分の心が千々に乱れることはよくありますが、やはり青空を気持ち良く渡る雲のように、太陽ほどの光はないけれど「夜を照らす月のような存在でありたい」と願うことはとても尊いことのように思います。...
自分に夢中になる

自分に夢中になる

「沢山の人に愛されたい」「追われる恋をしてみたい」そう思った時に皆さんは、どうしますか?ダイエット?美容整形?オシャレになる?外見ばかり変えても、寄ってくるのは「自分が求めない人達ばかり」そんなご経験ばかりかと思います。本当に自分が求めている人と出逢うには、自分の中身を成長させる事が一番のようです。では、中身を成長させるにはどうすれば良いのか?自分を成長させる為に大切なことは「自分が自分自身に夢中になること!」自分自身ご好きになること。自分を愛することができる様になること。その為に、今までの自分と決別して、新しい自分づくりを始めること...
自分で自分が嫌いになった時

自分で自分が嫌いになった時

自分が自分で嫌いになった時「それでもあなたのことが好きだよ」と言ってくれる人が隣にいてくれたなら、どんなに幸せなことでしょう。自分がそう思うのならば、他の人もそう思っているに違いありません。そうでありならば、隣にいる大切な人に寄り添ってあげましょう。「何があっても、あなたのことが好きだよ」と言ってあげよう。そんな簡単な事でも、世の中はすこし明るくなることでしょう。...
中道

中道

ギターなどの弦楽器を演奏していた方ならお分かりになるかと思いますが、弦楽器の弦は張りすぎると切れやすくなり、緩すぎると音が出なくなります。ちょうど良い張り具合で良い音色が奏でられます。人の心も同じ様に、肉体や精神を苛めすぎても悟りを得て幸福に成れず、贅沢な生活に身を置いても完璧には満たされない欲求と「この生活がいつまで続ける事が出来るのか」と言う漠然とした不安感を感じてしまうことがあります。人の生活も弦の張り方と同じ様に、張り過ぎず、緩すぎず、ちょうど中頃の「中道」が心地良いようです。お金が無さすぎても苦しみ、お金があり過ぎても不安を...
悟り

悟り

「悟り」は古来より多くの方が求めてきたものですが、特に日本は仏教伝来より悟ることを目的に様々な修行が行われてきました。「悟り」とは「真理の会得」と言い換えも良いかも知れません。人によっては「智慧」「魂の成長」などと言う方もいらっしゃることでしょう。いずれにせよ悟りは、その人にとって何らかの心の成長の糧となる事は間違いありません。広義な意味での悟りは、きっと多くの方がこの世を旅立つ前に得ていると思われます。「人生とは何ぞや」「生と死についての自分の見解」「人間関係調和の智慧」「お金と人の用い方」など、様々な悟りを得たことでしょう。この世...
正見②

正見②

皆さんは「他人を正しく見ることが出来ていますか?」と問われたら如何でしょう。「大丈夫!私は悪い人には騙されないように人は見極めている。」「これでも人の目利きは出来ている方なので何にも心配はない。」と言う方は多いかと思います。それでは、自分自身に対してはどうでしょうか?自分の強みと弱みは掴んでいるでしょうか?自分と言う人間が、周りの人たちにどの様に見られているかをご存知でしょうか?自分の天命、使命を把握しているでしょうか?正見とは仏教における八正道の一つですが「正しく自分を見ているか?正しく他人を見ているか?」を毎日反省する修行方法です...