執筆者 西村 | 2025年03月15日 | 雑記帳
「耳が聞こえる人は、耳が聞こえない人の気持ちは分からない」「目の見える人は、目の見えない人の本当の気持ちは分からない」このように言われることがありますが、真理についても同じように言えます。一度でも本当の真理を発見し、理解した事がある人には、真理がどう言ったものかが分かりますが、真理という概念すら知らない人にとっては理解は出来ないでしょう。この世において、明らかに間違っていることや、嘘をついている者に対する真実の探究は必要ですが、真実のものが現れて来た場合、最後はそれを信じられるかどうかという事も問われています。これは「食べることが出来...
執筆者 西村 | 2025年03月14日 | 雑記帳
近くに、戦後80年経っても今だに「戦争責任」などを問うている国々もありますが、それを言い始めたら「人類の歴史は戦争で彩られている」と言われる通り、キリがなくなります。ユダヤ人が奴隷だった事を「許せない」と未だに恨んでいたら、その人達はどう思うのでしょう。紀元前1,300年頃の事を、ずっと恨んでいるとしたら「何をそんなに過去に縛られているの。今を大事に生きようよ。」と言いたくなりませんか。でも、私達は知らず知らずのうちに「過去に生きる人」になっていたりします。「あの受験に失敗したから、今が不幸なんだ。」とか「親がちゃんと自分に愛情をくれ...
執筆者 西村 | 2025年03月13日 | 雑記帳
老荘思想と言われる「人や自然のありのままを良し」とする思想が、忙しい現代人にとって、時々必要ではないかと思います。老荘思想は、老子と荘子が確立させてと言われておりますが、もともと土着信仰的にあった「自然崇拝」である「道教」が発展したものという説もあります。道教は日本におけるアメニズム(八百万の神)の考え方に近く、原点である日本神道系の考え方が、大陸に渡ったと言う説もあるくらいです。老荘思想を確立したひとり、荘子は「自分が蝶になってヒラヒラと飛んでいる夢をみました。夢から覚めて自分と周りの環境をみた時に、違和感を感じました。本当の自分は...
執筆者 西村 | 2025年03月11日 | 雑記帳
数学においては、まず基本的に数字がなくては成り立たないでしょう。英語においては、アルファベットがないと単語が作れなくて、単語がないと文章が成り立ちません。魂や神の存在は、学問における数字やアルファベットに当たるものだと、ギリシャの哲学者達は考えていたようです。特にソクラテス、プラトン、アリストテレスは哲学の根源的なるものに、イデア(魂)や神をおいていました。アルファベットで単語が出来て、単語を組み合わせて文章を作る。同じく、複数の数字を組み合わせる事で、一定の数字ができ、それを足したり引いたり、掛けたり割ったりする事で、様々な高度な数...
執筆者 西村 | 2025年03月10日 | 雑記帳
ユングもフロイトと同じように「夢の解釈」をするのですが、彼の業績は「広大無辺な無意識の世界を開拓した」と言うところにあるのではないでしょうか。彼は幽体離脱体験をして「宇宙即我」の悟りを得たようです。ユングは、一種の新興宗教的な雰囲気を漂わせながらも、キリスト教では新宗教をつくれないので、その代わりに「心理学」と言う学問で、「キリスト的新宗教」を世の中に問うたのではないかと思われます。また彼は、人類が共有する「元型」的な無意識のようなものについて、「元型論」と言う書籍の中で説いています。「元型」とは、今風で言えば「アカシックレコード」の...
執筆者 西村 | 2025年03月09日 | 雑記帳
心理学において三巨頭と言われているのが「フロイト」と「ユング」と「アドラー」です。アドラーについては以前、書かせていただいたことがありますので、今日は「フロイト」ついて、思うところを書かせていただきます。フロイトは著書「夢判断」あたりから後「幼少期の幼児性欲が、色々と人生に影響する」と言うような考え方をし「幼児の時における色々なコンプレックスのようなものが、成人してからも人生航路に影響を与える」と考えました。この為「幼少時に出来たトラウマ(精神的外傷)のようなものが何かないか」と言うことを調べていきます。そして「原因を追求し、原因が分...