天命と使命

天命と使命

「自分は何者なのか?」と他人に問われて「私はこういうものです。」と明確に答えられる人は、きっと少ないことでしょう。答えられたとしても、「〇〇会社の社長です」とか「〇〇の仕事をしてます」と言って答える方が大半だと思います。そうした所属組織の名前や肩書きで自分を紹介するのではなく「私はこうした使命で生きてます。」の方が、本来のその方をよく表している気がしますが、そんな自己紹介をしている人を、私は今までみたことがありません。それは、「自分の天命、使命を知っていたとしても話さないのか?」それとも「そもそも天命、使命を知らないのか。」のどちらか...
四大聖人と夫婦生活

四大聖人と夫婦生活

四大聖人と言われる釈迦、イエス、孔子、ソクラテスを見ると、独身か家庭生活に失敗した方がほとんどです。家庭生活で成功していない方が、人類の基本的な教えを説いているので、順風満帆な家庭生活を営むということは、かなり難しいものだろうと言えるのではないでしょうかや親も捨てて修行しました。イエス様も公式には結婚していないこととなっています。マグダラのマリアやサロメなど、幾人か奥様らしき者は存在したのではないかと思える記述が、聖書の外典には出ていますし、「子供がいたのではないか」という説もある事はあるのですが、いずれも公式には否定されていると思い...
天才の作り方

天才の作り方

ノーベル物理学賞を受賞された湯川秀樹博士は、ユダヤ人のノーベル賞受賞が多いことについて考察されています。「ユダヤ人は幼少時に『旧約聖書』を読み聞かされている。これが頭の中の想像力やイマジネーション力を形成するのに役立っているのではないか。旧約聖書には様々な英雄が登場するが、彼らは困難な難敵と戦いに挑んでいく。こうした要素が頭の働きを刺激するのではないか。」とも仰っておられます。また「文学的要素」と「理数系の天才的なもの」とは何処か繋がっている気がするとの見解も述べられておられます。実物には会えないけれど、文学の中で語られる人物に対して...
日本女性の美徳

日本女性の美徳

日本に来たイエズス会の宣教師などが書いた古い文献を読んでみると、日本女性を絶賛しています。「アフリカやインド、東南アジア、中国、朝鮮半島など有色人種の国を回って来たけれども、日本女性のような女性を見たことがない。何よりも、その立ち居振る舞いが美しい。」などと言っています。日本女性と韓国、中国人女性がどれほど遺伝的に違うのか分からないところもありますが「先ずみた目から違う。日本の女性は圧倒的に美しい。日本女性は肌がきめ細かくて、色白で美しい。しかも性格が良く、非常に温厚で男を立ててくれる。」という具合に、宣教師たちは絶賛しているのです。...
護摩焚き

護摩焚き

護摩焚きとは、仏教の密教において行われる火を用いる儀式で、護摩木を焚いて煩悩を焼き払い、諸願成就を祈るものです。炉の中に供物や、願い事を書いた「護摩木」をくべ、ご本尊の智慧の火で煩悩を浄化します。しかし、最初から護摩焚きが仏教に取り入れられていたわけでは無く、元々はゾロアスター教という、ペルシャ、イランの拝火教から来ています。木を井桁に組んで火を焚き「ホーマ(homa)」を行うのです。護摩は、もともとの言葉を「ホーマ」といい、「ホーマ」が護摩になっている訳ですが、この「護摩を焚く」という修行は、仏教のものではなかったのです。拝火教徒に...
立憲主義の危機

立憲主義の危機

「とにかく法律に従うことが正しいのであって、それを捻じ曲げたり、前例を変えて法律の解釈を破ったりするのは悪い事だ。」という意見が出たりします。「立憲主義の危機」などと言って、そうそうたる学者が連名で「憲法とは国民を縛るものではなく、公務員を縛るものである。だから立憲主義に違反するような考え方を、首相が出したり、内閣が出したりするのは許されないことだ。」というような論陣を張っています。しかし「憲法があって、それを守るために人間がいる。」のではなく「人間を守るために憲法がある。」わけです。同じように、国民の「生命、安全、財産」や国家の「領...