「盗むなかれ」とは、昔からある古典的な道徳ですが、こんなことでも道徳を学んでいない生徒たちは、破ってしまう事があります。
例えば、他の生徒のおやつを取って食べてしまったり、誰かが取り忘れた自動販売機のお釣りを、持って帰ってしまっても何の罪の意識もない。
あるいは、店主一人しかいないお店やコンビニなどで、分からないように万引きをする。
こうしたことは、些細なことだと思うかも知れませんが、そうした行為で「他人を傷つける事があるのだ」という事が、分からなくなってきているところもあります。
自分の家が、コンビニや本屋、八百屋、魚屋であれば、「お金を払わずに持って行かれる」という万引きによるダメージが、どう自分たちの家計に影響してくるのか分かるでしょう。
ところが「立場を変えたら、それが理解出来ない」という事であれば、それは人として悲しいことです。
「盗むなかれ」などは当たり前のことなのですが、「この当たり前のことを、当たり前として説得できない」という現状こそ、悲しむべきことであり、「それを説得するだけの材料も力もない」というのも残念なことです。
こうして「当たり前のことが当たり前にできない」大人が育って、今度は詐欺師や横領や泥棒になって行くのかもしれません。