孔子、孟子が説いた儒教は、霊的部分がやや弱い面があると言われてます。
それに対して老子、荘子の説いた道教は「仏教の神秘的な部分と、良く似たところがある」と言われてます。
老荘思想における「神仙の学」においては、出家して山林修行をするインドの思想に似たものがあるからでしょう。
どちらかと言えば、儒教の方は表側で出世していく登竜門としての「学問の王道」を教え、道教の方は民衆の側での「神秘思想」や「霊界思想」などを教えていた面があります。
この二つが組み合わさって、中国の中で文化的素地になったのではないか思います。
ただ日本では、それ以外にも仏教や神道が入り込み、儒教や道教と混ざり合い、日本の精神的な学問を発展させ行きました。
それ故に、中国の文化的思想よりは、多角的グローバル的に発展していったとみることが出来ます。
こうした思考多角化が、今の「懐の深い日本文化」を生んだと言っても過言ではないでしょう。
