執筆者 西村 | 2024年07月08日 | 雑記帳
「日本初の看護婦」「明治のナイチンゲール」と言われた大関和(おおぜきちか)さんをご存知でしょうか。私もある人から紹介されるまで恥ずかしながら名前すら知りませんでした。彼女は幕末に黒羽藩(今の栃木県大田原市付近)の家老の娘として生まれました。明治維新によって没落した一家は縁戚を頼って上京します。その後縁あって結婚し、子供達も生まれましたが、彼女はキリスト教の教師から看護の大切さを知り、シングルマザーとなっていたにも関わらず看護学校に通い勉強を始めました。彼女の仕事ぶりは「正しと信ずるところにはいささかの躊躇もなく、言うよりも早く実行する...
執筆者 西村 | 2024年07月07日 | カウンセリング, 感謝の会
クリスマスの時を想像して貰っても良いし、大切な人の誕生日の事を思い出して貰っても良いかも知れませんが・・・あなたは今プレゼントを大事な人に渡そうとしているとします。きっとプレゼントを貰う人が、喜んでくれる事を想像してワクワクしている筈です。この時のドキドキ感はジェットコースターの時のドキドキとは明らかに違うはずです。ジェットコースターは恐怖からのドキドキですが、プレゼントを差し出す時は「相手が喜んでくれるかどうかの不安が期待が入り混じった感覚」でしょう。でも、自分の気持ちよりは相手を想う気持ちに傾いています。それではプレゼントを貰う側...
執筆者 西村 | 2024年07月06日 | カウンセリング
お世辞は人をダメにすると言いますが、褒められて気分が悪い人はいないはずなのに、どうしてダメにしてしまうのでしょう。「本当は素晴らしいと思っていないけれど、立場上使うオベチャラのようなモノだから、その人がまともに受け止めていたらダメになるさ」と言う声が聞こえて来そうですが、皆様は本当にそんな気持ちだけで御世辞を使っているでしょうか。そもそも本当の褒め言葉と御世辞の違いは何処にあるのでしょうか?人を褒めることでダメにしてしまう事がある点では、本当の褒め言葉も御世辞も似ているかも知れません。「ごめんなさい」も何回も言われると、何故か嫌な気持...
執筆者 西村 | 2024年07月05日 | カウンセリング
皆さんも毎日どこかで音楽を聴いていらっしゃるかと思います。ご自分が押すアーティストもいらっしゃることでしょう。音は私達の心を優しく包み、癒してくれます。また音は振動であり波です。2次元的に表現すると波動のように表現されます。しかし音にも耳で受け取れる範囲があります。歳によってもその範囲は変化して行きます。しかし身体全体で受け取る音の振動は、歳には関係が無いと言われています。ですので、耳には聴こえない低すぎる音、高すぎる音は身体にも影響を与えます。不安な気持ちにさせたり、イライラさせたりする事も、低周波や高周波の音を聞かせる事で可能です...
執筆者 西村 | 2024年07月04日 | カウンセリング
子供達に何かをさせたい時に「〇〇しなさい」という言い方もあるけれど「〇〇しようね」という伝え方もあります。どちらの言葉を子供達は聞いてくれるでしょう。ご想像の通り「〇〇しようね」の方が、子供は生き生きと、お願いした事をしてくれます。他人のお願い事をするときは勿論ですが、本当に動いてもらいたいときには、丁寧な口調で言葉を選んでお願いしなければ大抵の場合は断られます。ましてや脅かしたり権力を嵩にきて上から目線で頼んでも、嫌がられるだけでしょう。人の行動を恐怖で縛りつける事はできるけれど、心までは縛ることは出来ません。「命令とあれば従います...