執筆者 西村 | 2024年10月10日 | 雑記帳
「ベルリンの壁」と言っても、若い方は歴史的な出来事としか捉えられないかもしれません。ベルリンの壁は、東西冷戦の象徴として知られていました。壁が崩壊した翌年、東西ドイツは統一され、1991年にはソ連が崩壊して独立国家共同体が誕生しました。1961年に建設され、1989年に崩壊したベルリンの壁は、一見すると平和の象徴の様に捉えられていますが、東ドイツに住んでいた人にとっては複雑だったようです。東ドイツは西ドイツに比べると貧しい経済状況で暮らしも質素でした。ところが壁の崩壊後、西ドイツ側からの豊かな物資と生活様式が流れ込み、元東ドイツの国民...
執筆者 西村 | 2024年10月09日 | 雑記帳
侍とは、もともと聖者を守る為の御役目に従事する者たちの尊称でした。それがいつの間にか武士と同じ様な扱いになってしまいましたが、武士と侍には大きな違いがあります。「武士は戦う士」であり、戦いに大きく重向きをおいています。しかし侍は「護ること」に、その礎があり、護るべき者を護るためには戦わないこともあります。一般的に、昔は武士には成れても、侍にはなかなか成ることが出来ませんでした。何故なら侍になるには精神性の高さ、守護に対する一種の悟りが必要だったからです。この守護の悟りは、一長一短に創り上げられらるものではなくて、長い間の心の鍛錬が必要...
執筆者 西村 | 2024年10月08日 | カウンセリング
格率(かくりつ)=「皆んながして良いと思われる道徳的な事柄を行うこと」つまりは「皆んなが、その行為を行う事で世の中がおかしくなるのならば、それはやってはいけない事。皆んなが真似たとしても、世の中が良くなるのならばそれは間違ってはいない。」言ってみれば、世間に広まって世の中が悪くならないならば、それは格率と言えると言うわけです。例えばあなたがどんなにお酒好きだからと言って、朝から晩まで飲む行為を、世界中の人達が同じ様にやり始めたら、それは善になるのか?悪になるのか?考えれば分かりますよね。と言うことは、「酒は場所と飲む量を考えれば許され...
執筆者 西村 | 2024年10月07日 | 感謝の会
誰もがやらない、誰もがやりたがらない仕事を誰かがやってくれているから、社会は回っています。皆んなに褒められ、皆んなに感謝され、お金が集まってくる人を羨ましがるのは仕方がないけれど、その人が自分のことばかり考えている人ならば、本当の意味での感謝の気持ちは集まって来ないでしょう。世の中には一見、カッコ悪くて、汚くて、誰も引き受けない、誰もやろうとしない…そんな仕事が沢山あります。でもその仕事を、ただただ黙ってし続ける人こそ「働く人」なのではないかと思います。時にはみっともないと馬鹿にされ、時には汚いと罵られようとも、誰かがやらなければなら...
執筆者 西村 | 2024年10月06日 | カウンセリング
「ああでもない」「こうでもない」と頭で考え過ぎて、行動に移せないのは私だけではないかと思います。この優柔不断と言う奴は曲者で、やがて心の中に疑問を発生させます。「こうして私が決断できないで迷っているのは、〇〇さんの事がそもそも信用できていないからだ。〇〇さんを本当に信用しても良いのだろうか?」と疑問が湧いて来ます。そうすると次に不安が襲ってきます。「最初は〇〇さんを信用していたから始めたこの話だけれど、もしお金だけ無くなって売上が無かったら、私はどうなってしまうのだろう…」と言う不安な気持ちになってしまいます。ウィンストン・チャーチル...