美学

美学

女性でも男性でも、もっと美しくなりたいと言う願望は持っているかと思います。「男は美しくなくても強くさえあれば良い」と言った時代は、過去のものとなりつつあります。女性がお化粧などして着飾ることは由としても男性が化粧する事は間違っていると、動物学的に観ても、歴史学的に見ても言えないのではないかと私は考えております。しかしながら、外面的な美の追求だけでは「美の真髄」と言う面では、いささか物足りなさも感じてしまいます。若い方はご存じないかもしれませんが、高倉健さんと言う俳優は「男の美学」を体現されていました。ライバル俳優達にも一目置かれ、寡黙...
派手好き

派手好き

皆様の周りにも派手好きな方が一人や二人、いらっしゃるかと思います。かく言う私の周りにも何人か「おやおやコスプレか?」と思うような方がいらっしゃいます。彼らと話してみるとと、存外子供の頃はどちらかと言えば目立たないお子さんであった事が多いようです。「控え目でお淑やかな子供時代を送ったと言う方が何故派手好きになったのか?」とても興味が沸きましたので色々質問したりしました。よくよく彼らと話していると、多くの方が幼い頃は劣等感が他の人より強かったようです。「自分は他の人より劣る。自分なんか存在しなくてもいいんだ。」みたいなマイナスイメージを強...
ちょろまかす

ちょろまかす

人はいつまで経っても「他人の見ていないところで悪いこと」をしてしまうようです。紀元前のエジプトであってもそれは変わりなく「仕事が嫌だなぁ。病気になった事にして仕事を休もう」と言う輩はいたそうでピラミッドに落書きがされていたそうです。それどころか、僅かな金銭で師匠を敵に売り渡す者もおりました。「こうした性格は何処かで反省すれば治るものなのでしょうか?」と言う御質問をいただくこともありますが、答えは「治るとも治らないとも言えない」と言っております。性根の深い部分で「ちょろまかす」と言う性分が刷り込まれてしまっている人は、どんなに反省しよう...
出来る人

出来る人

勉強でも仕事でも「出来る人」は何処にでもいらっしゃいます。その人達の共通点をあげるとしたら…「見てないようで周りを観てる人」でしょうか。その逆を考えると分かりやすいかと思います。「観てるようで見てない人」あるいは「見られていないと思って観られている人」は、きっと出来ない人でしょう。しかし「見られている事を意識して行動している人」は自分の物差しで動いている訳ではないので、簡単に他人の評価で崩れやすい人だとも言えます。自分の事ばかりに注意を払わずに、周りの人達の事も眺めて観察している人は、心に余裕があるだけでなく、他人の長所や欠点も見つけ...
口一つ耳二つ

口一つ耳二つ

口は一つ、耳は二つ。「だから話すより2倍かけて人の話を聞きなさい」と言うことを何処かで聞いたことがあるかと思います。人は自分の話をする事が大好きです。自分の話をしている時に幸せを感じるそうです。と言う説もあるくらい、人間は自分の事を話したがります。しかし皆んなが皆んな話し始めたら、聞いてくれる人がいなくなってしまいます。「愛をもっと下さい!」と世界中の人が愛を求めていたら、皆んな愛の貧乏人になってしまう様に、愛を与える人が必要となります。だからこそ「話を聞いてあげるのが、その相手に愛を与えることと同じ」ことになるのでしょう。...