一期一会

一期一会

「またお逢いしましょうね」と言って別れてから、何年も何十年も会っていない方はいませんか?私には数えきれないほど、お逢い出来ていない方がおります。名刺の数も10,000枚近くなって来ると、2度目がお逢い出来ない人の方が多くなって来ている気もします。数年前に一度お逢いしたきりでお話も出来ていない人がいるという事実を想っただけで、一期一会の大切さを痛感します。中には既にこの世を去ってしまって、会いたくても、連絡を取りたくても、会えない、お話も出来ない人達もいらっしゃいます。そんな時に「目の前にいる方と、もう会えないかも知れない。」そう思いな...
ボーム

ボーム

デビッド・ボームはアメリカの理論物理学者でアインシュタインとも研究していた方です。彼の理論は「今と言う時間は、その瞬間に内在している宇宙の局面が投影される?次の瞬間も、また別の局面が開かれる。つまり一瞬ごとに別の局面が現れている。ただ、瞬間の世界は次の瞬間に影響を与えるために似た世界が連続する。」に代表される「物理学と哲学の融合」にその特徴があります。彼の理論は縄文時代人が大切にしていたとする「中今」の思想と同じであり「諸行無常」「諸法無我」の仏教的思考にも近いと思われます。この理論からすると、今と言うこの瞬間で宇宙は変わり、また新し...
愛と感謝

愛と感謝

愛は与えるもの、感謝は受け取り、有り難く思うこと。簡単には説明出来ませんが、上記のように定義した時に一つの事が思い浮かんで来ます。愛が陰陽の陽だとすると感謝は陰となるでしょう。愛が太陽だとすると、感謝は月なのかも知れません。太陽に照らされて輝くのが月だとすると、私達は愛に照らされて、感謝を学ぶ存在なのかも知れません。愛は能動的であり、感謝は受動的であると考えると、口は一つ、耳は二つあるように、口は能動的、耳は受動的と考えても良いでしょう。愛と感謝は1対2。愛を受け取ったならば2倍の感謝をすることで漸く対を成すのでしょう。まるで水(H2...
信仰

信仰

日本人やお隣の国が、他の国々の人達から不思議がられる事の一つに「無神論」があります。「信仰している宗教はありません」と答える日本人は、8割を超えていると言うアンケート結果もあるぐらいです。しかしお隣の国はもっと高く統計上では9割を超えます。何故なら国自体が宗教に対して寛容でないためだと言われています。ところが、お隣の国の人達と日本人には同じ無神論国でありながらも大きな違いがあります。日本人は無宗教と言いながらも、初詣やクリスマス、ハロウィンを楽しんだりします。心のどこかに「神様が見ているから悪いことをしてはいけないよ!」と言うお爺ちゃ...
自分との会話

自分との会話

言葉は他人と意思疎通を行う上で大切な道具ですが、どうしても伝えたいことの全ては伝えられない、もどかしさがあります。また逆に相手からの言葉を全て理解できないが為に誤解が生じて、いざこざが起きたりもします。他人との会話にすらこんな状況なので、自分との対話に至っては言わずもがなですね。経営コンサルタントの本田晃一さんも「自分と自分との会話が良好でないと夢は叶えられない」と仰っておりますが、「自分との会話」が自分自身を成長させるためには最も重要です。自分自身を最も褒めてくれる人、自分の事を最も知っている人は誰でしょうか?世界中で一番自分を知っ...