執筆者 西村 | 2024年09月04日 | カウンセリング
デビッド・ボームはアメリカの理論物理学者でアインシュタインとも研究していた方です。彼の理論は「今と言う時間は、その瞬間に内在している宇宙の局面が投影される?次の瞬間も、また別の局面が開かれる。つまり一瞬ごとに別の局面が現れている。ただ、瞬間の世界は次の瞬間に影響を与えるために似た世界が連続する。」に代表される「物理学と哲学の融合」にその特徴があります。彼の理論は縄文時代人が大切にしていたとする「中今」の思想と同じであり「諸行無常」「諸法無我」の仏教的思考にも近いと思われます。この理論からすると、今と言うこの瞬間で宇宙は変わり、また新し...
執筆者 西村 | 2024年09月02日 | 雑記帳
愛は与えるもの、感謝は受け取り、有り難く思うこと。簡単には説明出来ませんが、上記のように定義した時に一つの事が思い浮かんで来ます。愛が陰陽の陽だとすると感謝は陰となるでしょう。愛が太陽だとすると、感謝は月なのかも知れません。太陽に照らされて輝くのが月だとすると、私達は愛に照らされて、感謝を学ぶ存在なのかも知れません。愛は能動的であり、感謝は受動的であると考えると、口は一つ、耳は二つあるように、口は能動的、耳は受動的と考えても良いでしょう。愛と感謝は1対2。愛を受け取ったならば2倍の感謝をすることで漸く対を成すのでしょう。まるで水(H2...
執筆者 西村 | 2024年08月28日 | カウンセリング
日本人やお隣の国が、他の国々の人達から不思議がられる事の一つに「無神論」があります。「信仰している宗教はありません」と答える日本人は、8割を超えていると言うアンケート結果もあるぐらいです。しかしお隣の国はもっと高く統計上では9割を超えます。何故なら国自体が宗教に対して寛容でないためだと言われています。ところが、お隣の国の人達と日本人には同じ無神論国でありながらも大きな違いがあります。日本人は無宗教と言いながらも、初詣やクリスマス、ハロウィンを楽しんだりします。心のどこかに「神様が見ているから悪いことをしてはいけないよ!」と言うお爺ちゃ...
執筆者 西村 | 2024年08月22日 | カウンセリング
言葉は他人と意思疎通を行う上で大切な道具ですが、どうしても伝えたいことの全ては伝えられない、もどかしさがあります。また逆に相手からの言葉を全て理解できないが為に誤解が生じて、いざこざが起きたりもします。他人との会話にすらこんな状況なので、自分との対話に至っては言わずもがなですね。経営コンサルタントの本田晃一さんも「自分と自分との会話が良好でないと夢は叶えられない」と仰っておりますが、「自分との会話」が自分自身を成長させるためには最も重要です。自分自身を最も褒めてくれる人、自分の事を最も知っている人は誰でしょうか?世界中で一番自分を知っ...
執筆者 西村 | 2024年08月14日 | カウンセリング
人から頼まれごとをされたら「ハイ!」と快く返事をした方が、人間関係がスムーズに行くと言う話は聞いたことがあるかと思いますが、私はどちらかと言うとそうした意見には反対したい方です。他人からの頼まれごとに全て「はい、喜んでやらせて貰います」と言っていたら、その時は相手側も喜んでくれるし、自分もトラブルも無く気持ちよくなれるかも知れませんが、「はい!」と言い続けていたらどうなるのか考えたことあるでしょうか?きっと「何でもハイハイ言う召使ロボット」に自分がなったように感じることでしょう。戦前戦中は目上の人、立場が上の人の命令に逆らう事は許され...