損して徳を取れ

損して徳を取れ

「損して徳を取れ」という言葉の意味は、「損して得(利益)を取れば良い」とか「自分を犠牲にして他人に優しくしなさい」という意味ではありません。「値引きしてあげたら店の利益は減るけれど、あなたの為なら少し損してもOK」「自分の得にはならないけれど、約束はキチンと守る」「たとえ評価はされなくても、正しいことをやる」とかの意味であって、「その場は損しても、必ず自分に返ってくるから今は我慢しろ。」という意味ではないように思えます。つまり「自分の得を考えるというよりは、『徳を積む』方に重向きがある」ということです。「利益ではなく、人格の高さである...
言葉の濁り

言葉の濁り

「口(くち)」が濁れば「愚痴(ぐち)」になります。口が濁るとは、言葉が汚れること。あなたから発せられた愚痴は、ゴミのように受け手の心に届けられます。「意思」が濁れば「意地」になります。自分の意志が濁るとは、自分の欲が執着に変わること。食欲、睡眠欲、性欲など基本的な欲がないと人は滅亡してしまうし、成長したいという欲がないと、人は進化も進歩も無くなります。しかし、欲が過ぎて執着に変わると、執着は自分の心を頑なにしてしまいます。「それが欲しい」と意地を張り、周りの人を傷つけてしまいます。「徳」が濁ると「毒」になります。他人に良かれと思ってし...
徳と帝王学

徳と帝王学

帝王学には、いくつか身につけておかなければならない大事な点があります。①私心を捨てて人を叱れるか②上手に人との距離を取れるか③上司の失敗を防ぎ、上司の手柄にできるか④プライベートな事は口外しない⑤組織の危急存亡の秋には組織を守れるかなどが挙げられますが、これらの事柄に加えて大切なことが「徳」です。人の上に立てば立つほどに、部下の数が増えれば増えるほどに、「私」を無くしていく努力が必要になります。そうであっても「私」の部分はゼロにはならないと思います。人は誰でも100の事を成せば、100の評価を欲しがります。万が一100以上の評価を貰え...
運命の修正

運命の修正

私達は生まれて来る前に(その人の性格にもよりますが)人生計画を立ててきます。ご自分の性格を見れば、どの程度まで計画を立てて来たかも分かります。例えば「旅行に出掛けるとなったら、どんな所にどのくらいの時間を掛けて行き、どんな宿に泊り、次の日は何処を見て回るのか。」とか綿密な旅行計画を立てる人もいれば、「とにかく行きたい所へ行って、空いている所に泊まればイイじゃん。」と、大雑把な方もいらっしゃいます。前者の方は人生計画においても綿密に立ててくることが予想できます。しかし後者の方は「楽しければイイじゃん」的に場当たり的に生まれてくることでし...