執筆者 西村 | 2024年12月09日 | カウンセリング
サミュエル・スマイルズは1812年生まれの作家であり医者であった方です。日本では1858年に出版された「自助論」が有名で、中村正直が「西国立志編」として翻訳して、当時百万部を超えるベストセラーとなりました。彼の唱える自助論は「あなたが待っている沢山の可能性を試したら如何ですか?」「その可能性は一定の努力の継続の後に花開いて行くものです。だから才能がないとか、能力がないとか言って諦めないで欲しい」と言う事を沢山の事例を引いて説明しております。この西国立志編を読んだ人の中には吉田松陰やその門下生、坂本龍馬や勝海舟といった多くの志士たちが影...
執筆者 西村 | 2024年12月07日 | カウンセリング
私達の生活は100年前、1,000年前に比べれば、驚くほど便利な時代になっています。ボタン一つでお米や洗濯が出来たり、徒歩で歩いたら3日も4日も掛かる道のりを短時間で移動できるようになりました。便利な時代は、私達が「飽くなき欲求」を捨てない限り、これからも続いて行くことでしょう。数多くの発明発見があり、沢山の流行が現れ、消えて行くことでしょう。その中でも、1,000年、2,000年変わらないものがあるとしたら、それは奇跡的なことかも知れません。しかし現代でも何千年経っても朽ち果てないものが残っております。まるでピラミッドやペトログリフ...
執筆者 西村 | 2024年12月06日 | カウンセリング
愛にも発展の階梯があると言ったら皆様は驚くでしょうか?「愛は愛でしょう。愛に差別はなく、愛は平等と言うじゃないか!」と言われそうですが、愛にもレベルがあると私は思っております。先ず誰でも持っている、動植物ですら当たり前だと思っている愛が、男女の愛欲、性愛、好き嫌いと言った「エロス」です。本能的な愛と言っても良いでしょう。次に、夫婦愛、兄弟愛、師弟愛、友愛と言った本能的な愛ではなく、人間的な結びつきから生まれる愛、自分にとって大切な人を慈しむ愛です。これを「フィロス」と聖書には書かれています。その上にある愛が「ストロゲー」と言われる奉仕...
執筆者 西村 | 2024年12月04日 | 雑記帳
今から百年以上前にカール・マルクスが「資本論」と言う本を書き「共産党宣言」なして、共産主義が地球の半分くらいに広がりました。この共産主義の総括や如何に?と考えてみれば、簡単に言うと「貧乏を愛した人は貧乏になる」と言う事に尽きるのでは無いかと思います。マルクス主義の根本にあるのは「貧しさを正当化する」考えなのです。「私達が貧しいのは、私達から搾取している人達がいるからだ。奪っている人たちがいるから貧しいのだ。そして、いつも貧しい人は正しくて、豊かな人は悪いことをする。だから豊かな人達には暴力を使ってでも、革命を興してでも、引き摺り下さな...
執筆者 西村 | 2024年12月03日 | カウンセリング, 雑記帳
世の中にはたくさんの先生と言われる方がいらっしゃいます。お医者さん、弁護士さん、政治家、教師など色んなところに先生が居て、先生と言われる人達と接しない日が無いくらいです。先生には3種類あると言った方がいらっしゃいました。ヤマト・ユダヤ友好協会会長の赤塚貴仁氏です。彼は、「ティーチャーは知識を教える先生。メンターは優れた助言や支援を行う先生。生徒と同じところに立ち、行くべき方向を指し示すガイド役のような先生もいる。」と仰っております。確かに知識は教えてくれる、仕事として導いてくれるティーチャーは世の中に沢山いるけれど、メンターやガイドと...