杓子定規

杓子定規

「杓子定規」と言う言葉がありますが、今ではあまり使われていない様で、若い人達との会話に使ったら「その定規ってどんな定規ですか?」と言い返されてしまいました。「四角四面」「頑固一徹」に近い言葉かも知れませんが、「杓(ひしゃく)は曲がっているので、それを定規の様に使っても真っ直ぐの線は引けない」転じて「無理やり型に、はめるやり方」「融通が効かない様」の事を指します。どんな組織にもルールがありますが、そのルールに縛られる過ぎると、本来の大切な機会を失い、本末転倒になる事が多いようです。例えば「朝起きは良い」という事で朝3時4時に起きて朝活し...
門

何事を始めるにしても「最初」という時期は必ずあります。その時に「進んで行こう」と言う決意が大抵は必要となります。それを古来から「門をくぐる」と表現しました。「招かれる人は多いが、入れる人は少ない」と言う言葉がある様に、何事にも門の手前までは辿り着けても、その門をくぐるには大きな決断が必要なるようです。人生にはいくつもの門がありますが、重要な門はそれほど多くはありません。あなたは何かの門を見つけましたか?その門の手前まで辿りたけましたか?その門をくぐる決意がつきましたか?その門を一歩でもくぐることが出来ましたか?門をくぐって歩み始めたの...
偽真珠

偽真珠

アコヤガイの中で真珠が出来るまで1〜3年はかかると言われています。その間、アコヤガイは異物が入っているので苦しいことでしょう。それとは対照的にフェイクパールは、核となるものにパール塗料を塗るだけなので時間はさほど掛かりません。人も同じように、立派な人格者になるにはそれなりの年月が掛かります。即席の人格者はフェイクパールと同じように、一見すると本物の人格者のように見えますが、中身を観てみると粗雑さが目立ちます。真珠の見分け方にもありますが、穴の空いた部分の断面を見ると分かると言いますが、人も同じように心の断面を観察すれば、本物か偽物か分...
感謝祭

感謝祭

5月24日に静岡市の女性経営者、田島和子さんの生前葬を開催することになりました。田島さんのご厚意により、今回の生前葬は公開パーティー形式で、ご興味がある方ならばどなたでもご参加させていただけることとなりました!「生前葬って、どんなことをやるの?」「どんな内容になるの?」などご質問等が沢山ありましたが百聞は一見にしかず、是非ご自分の目で耳で体験していただからたらと思っております。...
生かされている

生かされている

私たちは「何気なく生きている」ような気がしていますが、何気なくでは行けていけない存在でもあります。本来ならば「自分で生きよう」と強く思っていなければ、生きる事すら難しい時代を先人達は生きてきました。例えば第二次世界大戦中は、死と隣り合わせの毎日を送っていた事でしょう。ペストとスペイン風邪が流行った頃も「いつ自分も病気になり、この世を去るのか…」と生きた心地すらしなかったかも知れません。コロナが落ち着いた何十年も経った未来人からすると「よく何百万人も亡くなった時代を生き抜いてこれたな」と、私達はきっと称賛されることでしょう。私達は自分の...