「他人より先に行動を起こせば成功する」とビジネス界では言われています。
確かに新しいビジネスアイディアが出た時には、誰かがやる前にやって仕舞えば有利な立場になる事はあるでしょう。
しかし、その分、新規開拓の洗礼を受けて苦労します。
ですので、今では「ベンチャー的企業が市場開拓をして、ニーズを掘り出してくれたところで、大きな会社が資本を注ぎ込んで乗り込む」方法が、アメリカでも日本でも良く行われています。
まさに「二匹目のドジョウを狙う」訳ですが、一見すると賢いやり方のように見えます。
ビジネス的には、それでも良いかと思いますが、市場を創っていく醍醐味は味わえません。
人は新しいことにチャレンジしていく時に、不安感と共にワクワク感や楽しみも感じるようになっています。
どちらの気持ちが大きいのかは、人それぞれですし、チャレンジするものによっても違うかと思いますが、冒険心には、いつもこの感情が交差しているようです。
まるで、この世に赤ちゃんとして生まれて来た時のような感情が、ドキドキ感が好きな方には、創業者やベンチャー企業が向いているでしょう。
不安感を嫌う人は安定を求め、冒険はしません。
その代わり失敗もしなければ、大きな成長もないことでしょう。
どちらが良いと言う訳ではないのですが、遊園地に出かけて、色んなアトラクションにチャレンジしないで帰るよりは、「せっかく来たのだから体験してみよう!」と思う人の方が、後々色んな人生の想い出となり、充実した人生だったと思える気がします。