論語の中に「人の己を知らざるを患えず、人を知らざるを患う」と言う言葉が出て来ます。
「他人が自分のことを理解してくれないと悩むよりは、自分が他人を理解していないことを憂いなさい」と言う意味になります。
多くの人の悩みは「他の人が自分のことを理解してくれない。分かってくれない。」から起きている言われています。
「あなたは『自分の事を理解してくれない!』そう言いますが、あなたは他人を理解しようと努力しているでしょうか?」そう孔子は皆さんに問うているのでしょう。
自分が他人を理解していない程度に、あなたも理解されていないと思えるのならば、一生懸命に他の人の気持ちを分かろうと努力すれば、周りの人も必ずや貴方のことを分かろうと努力してくれるはずです。
まさに、この行為は愛と一緒です。
「私は愛されない」と嘆く人よりも「私は周りの人を沢山愛します」と言う人の方が、愛を与えられます。
愛は奪うものではなく、与えるものだからです。