敵か味方か

敵か味方か

時々「先生は一瞬で、その人が敵か味方か見分けられるから楽ですよね。」と言われることがありますが、「その人が敵か味方かなんて考えたこともないです。この方は、今どんな事を想っているのか?を観察するだけです。」と答えています。世の中の人を、敵か味方かでみている方の大半は、息苦しさを感じて生きているような気がします。もちろん、こうした方の中には成功している方も多く、お金に不自由なく、一見すると幸せに暮らしているように見える方もいらっしゃいます。しかし心の中は、いつも落ち着きません。「あの人が裏切った。この人がウソをついて離れて行った。」など、...
愛って何なの?

愛って何なの?

恋人でも夫婦でも、愛がテーマになって、盛り上がることもあれば、悩みになることもあります。こうした時に「愛って何なの?」と他人に訊いてみたくなる事もあったでしょう。私は「愛ってなんなの?」と訊かれたら、「理解すること」と答えるでしょう。相手を理解する事で、愛したことと同じことになると、私は思っています。「私は愛されていない」と思う時は「私のことが全然わかっていない」と憤ることが大半だからです。また、相手のことに関心がなければ、愛する事も出来ないし、たとえ「愛しているよ」と言われても、本当の愛情は感じません。つまり「愛とは理解すること」で...
川の流れのように

川の流れのように

今日のテーマは、歌の歌詞ようなテーマですが、まさにあの歌詞の様な事をお話ししようと思っております。というのも、多くの哲人が人生を川の流れに喩えて来たのには、それなりの理由がありました。ソクラテス、プラトンはもちろん、近年の日本では鈴木大拙、西田幾多郎も、人生というよりは「魂の生き方」を、川の流れに喩えて来ました。悠久な大河の流れにおいて、早瀬の様に流れが極端に早い場所もあるでしょう。瀧のように高いところから落下して「いったい自分はどうなってしまうのだろう」と、想うような時もあるでしょう。しかし、それは今世に限ったことではなく、ある時は...
スランプ脱出法

スランプ脱出法

「何をやっても上手くいかない」「やればやるほど悪いことが起きる」そんなスランプから脱出できる方法があれば助かりますね。私の拙い経験の中で、実際にやってみて効果があった「スランプ脱出方法」を3つご紹介します。先ずは「自分の中には、無限のエネルギーがあることを信じること!」です。とかくスランプに堕ちこんでいる時は、自分で自分が信じられなくなっているものです。だからこそ敢えて「地球上で、一番自分を信じているのは、自分自身なんだ!」と心から強く念うことです。次に「学習する。勉強する。」ことです。結局、スランプの時はエネルギーを放出し過ぎて、枯...
人生の多角化

人生の多角化

「目標が必要だ」ということで、とかく多くの人が「大目標」「中目標」「小目標」など、自分が達成し易く、目標を細分化することがあります。「10年後にはこうなりたい」「5年後にはこうあるべきだ」「だから、来年の今頃はこれを達成していなければならない」そのようにして目標を立てていきます。しかし、一つの道だけでこうした目標を立てていると、その道が何らかの理由で閉ざされてしまうと、一気に落胆してしまい、人生を放棄してしまう方もいらっしゃいます。これでは、せっかくの人生が勿体無い。例えば「私はプロのゴルファーになることが夢だから、こうあるべきだ」と...
自己確信の大切さ

自己確信の大切さ

人は誰でもミスもすれば失敗も沢山します。それでいちいち落ち込んでいたら、私はきっと地球の中心部までめり込んでいた事でしょう。そんな風にならなかったのは、「自己確信」があったからです。これは決して自分を過信して、うぬぼれると言うことではありません。「自分も、まんざら捨てたものではないな。」と思える、何とも言えない自信のことです。苦しみや悲しみの最中にあると、人は自己否定的になり易く「自分がいかに悪人で罪人であるか」といった事を考えがちです。しかし、もっと、さばけた目で自分を見ることも大切です。「ここまで何十年と生きて来たけれど、何とか負...