トイレの神様

トイレの神様

「トイレの神様」と聞くと植村花菜さんの歌を思い出す方が多いかも知れませんね。または烏蒭渋麼明王(うすさまみょうおう)様の事だと言う人もいるでしょう。日本ではトイレの事を厠(かわや)とか雪隠(せっちん)とか便所や「はばかり」と呼んでいました。どちらかと言うと不浄所と言う考え方があったようです。それが故に「トイレには神様がいるんだよ」と教えて、綺麗にする様に言い伝えて来たのだと言われています。「不浄を祓う」為に、日本人は掃除と言って、掃いて取り除いて来ました。つまり掃除は、もともと邪気を祓うものだったのです。ですから、不浄と呼ばれる場所を...
教科書通り

教科書通り

何かを新しく学ぶためには、それまでの流れや法則やルールを、教科書やマニュアルを通して学ぶことが出来るようになり、とても便利な世の中になりました。しかしながらその反面、教科書通りに実行する事が良しとされ、新たな発明や発見が無くなってきてもいるようです。いわゆる秀才と言われる人達は教科書通りに行動する事に長けております。ですから指導する側からすると、失礼な言い方ですが「扱い易い人」となります。でも、そう言う人達の中からには、天才は生まれきません。何故なら、自分自身で自分の発想や思考までを、見えない糸でがんじがらめしてしまうからです。自分を...
数学

数学

「この宇宙はとても整然としている。まるで神が作られた数式のように。」と、ある宇宙飛行士が語ったと言われております。まさに、全てが重なり合い、全てがn作られたように、きちっとした数字で出来上がっています。月と太陽の大きさと距離は次のとおりです。太陽の直径は約140万km、月の直径は約3500kmで、太陽は月の約400倍大きい。地球からの距離は、太陽が約1億5千万km、月が約38万kmで、太陽は月よりも約400倍遠くにあります。太陽と月が地球から見たときにほぼ同じ大きさに見えるのは、太陽と月の大きさの違いが400倍あり、地球からの距離の違...
優越感

優越感

この投稿が出る時には幾らか状況が良くなっていると良いのですが、今は米が市場に出回りにくくなっています。買い占めることが出来る人たちは、自分達が食べていける何倍もの米を備蓄している様です。今回のように何かが不足した時には必ずそうした輩が現れて来ます。これは優越感から来ていると言われております。「皆んなは、無い無いと困っているようだけれど、私はこんなに持っている。羨ましいでしょう。」こんな気持ちは、まさに現代の資本主義の象徴と言えるのかもしれません。「あの人よりも沢山ものを持っている。」「あの人よりも高価で美しい物を持っている。」こうした...
ベルリンの壁

ベルリンの壁

「ベルリンの壁」と言っても、若い方は歴史的な出来事としか捉えられないかもしれません。ベルリンの壁は、東西冷戦の象徴として知られていました。壁が崩壊した翌年、東西ドイツは統一され、1991年にはソ連が崩壊して独立国家共同体が誕生しました。1961年に建設され、1989年に崩壊したベルリンの壁は、一見すると平和の象徴の様に捉えられていますが、東ドイツに住んでいた人にとっては複雑だったようです。東ドイツは西ドイツに比べると貧しい経済状況で暮らしも質素でした。ところが壁の崩壊後、西ドイツ側からの豊かな物資と生活様式が流れ込み、元東ドイツの国民...
侍

侍とは、もともと聖者を守る為の御役目に従事する者たちの尊称でした。それがいつの間にか武士と同じ様な扱いになってしまいましたが、武士と侍には大きな違いがあります。「武士は戦う士」であり、戦いに大きく重向きをおいています。しかし侍は「護ること」に、その礎があり、護るべき者を護るためには戦わないこともあります。一般的に、昔は武士には成れても、侍にはなかなか成ることが出来ませんでした。何故なら侍になるには精神性の高さ、守護に対する一種の悟りが必要だったからです。この守護の悟りは、一長一短に創り上げられらるものではなくて、長い間の心の鍛錬が必要...